2019年1月26日(土)、甲南大学甲友会館において、「経営学部ビジネス・リーダー養成プログラムBPコース第10回研究成果報告会」を開催しました。当日は、学生、長期インターンシップ受入企業(アシックス商事(株)、神戸信用金庫、(株)神戸ポートピアホテル、(株)シマブンコーポレーション、トーホーグループ、(株)パソナグループ、三ツ星ベルト(株)、ヤンマー(株)、ヤンマーアグリジャパン㈱(以上、50音順))、ご来賓として大学コンソーシアムひょうご神戸、在学生、OB・OGや、経営学部年内入試合格者の高校生141名の方々を含めて245名の出席がありました。
BPコース所属の9期生23名が、インターンシップ期間中に、企業で学んだ中での課題研究報告を行いました。最近は「IT」や、「働き方改革」が一つのキーワードとなって企業の体質改善が急速に進みかけていますが、学生達の研究課題としてもこの様なポイントに注目をして現場での研究に取り組み、課題解決提案等を行ない、その成果を報告してくれました。
一例としては、㈱パソナグループにおいて、4名のインターンシップ生の内2名は、IT統括部においてインターンシップ期間中に、中小企業庁よりの受託業務において「Anaplan(ITソフト)」を活用することにより、「コミュニケーション管理」、「収支の予実管理」、「ファイル、フォーマット管理」などの管理業務の効率化を進めたことや、「Kintone(業務管理用アプリ)」を活用することにより、一つのプラットフォーム上で全ての情報の管理ができて、スマートフォンなどで常時編集が可能となり、業務の効率化が進み、より創造的な業務への時間配分が可能となるソフトの導入を提案した。これらのことにより、当事者である企業内のみならず、関連する企業においても業務の効率化が進み、社会全体の業務の効率化も進められるような企画提案を発表しました。
ご出席された企業の方々よりは、企業での3ヶ月間の実践学習を踏まえ、自社の社員が見逃していた点や、当然としていた中に、新鮮な目で新たな課題を発見しており、大変参考になったプレゼンもあり、実際に関係部署においては実現の可能性の確認に向けて業務を進めている。しかし、発見した課題への切込み不足があるプレゼンもあり、自分が実際にその提案を事業化する時にはどの様な困難があるのかまで研究を進めて発表をして欲しいとの期待を込めた言葉なども頂きました。
報告会ののち、iCommonsにて懇談会を催し、その席上でも企業の方々と多くの学生が自由に歓談し、学生にはよい刺激になったようで、学生からは「長期インターンシップについての理解が深まり、一層志望したい気持ちがつのった。」との声がありました。