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2020/07/27
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甲南高等学校ボランティア委員会の活動が、⽂部科学省「今後の社会の変化に対応した様々な体験活動事例集」に紹介

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甲南高等学校ボランティア委員会の活動「あしやキッズスクエア(放課後子供教室事業)体験プログラム」が、⽂部科学省が制作した「今後の社会の変化に対応した様々な体験活動事例集」に紹介されました。

 

これは、各都道府県・政令指定都市・市区町村が実施する様々な体験活動の中から特⾊ある事例を選定し、同省の総合教育政策局地域学習推進課において取りまとめられられたものです。高校生の自主性を最優先し、児童に伝えたい気持ちや主体的に社会問題に取り組むことを大切にして取り組んだことが本プログラムの特徴です。

 

甲南高等学校は、平成28年度より芦屋市から自主企画の提案を依頼されていましたが、捕鯨のことについて児童にも興味を持ってもらいたいとの提案をし、放課後子供教室事業で「クジラ教室」を開催しました。「クジラ教室」は、高校生の提案で児童の鯨の給食の日に実施し、捕鯨の由来など、古来よりクジラとともに過ごしてきたことを学び、クジラの大きさを測ることなどを体験しました。

 

また、熱中症が大きな問題となっている中、令和元年度に大塚製薬と甲南高等学校が協同して啓発活動を模索していたところ、同事業で「甲南高校生と一緒に学ぼう 熱中症予防対策隊」として実施しました。「熱中症対策隊」では児童と高校生が一緒に校庭で思い切り遊んだ後、大塚製薬提供の飲料を飲み、熱中症の怖さや処置法などをポスターや寸劇により伝えました。

 

これらの活動において、高校生が普段関わっている児童をイメージし、説明・発表の仕方などについて創意工夫が見られ高く評価されました。またこのプログラムの実施後、高校生が近隣の高齢者支援センターにて熱中症予防プログラムを行う計画も立ち上がるほか、大塚製薬社内でも高く評価され芦屋市と大塚製薬の協定締結に結びつくなど、学校・企業・事業者・自治体の相互のつながりに寄与し、今後のさらなる展開も期待されます。

 

〇参考リンク
・文部科学省「今後の社会の変化に対応した多様な体験活動事例集」P.41 主権者意識を高める活動>>>
・芦屋市 キッズスクエア紹介ページ>>>

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