
2020年7月31日付日本経済新聞(夕刊・10面)に、「コロナ禍で個人攻撃や妨害 自粛警察 身勝手な正義感」と題する記事が掲載され、文学部社会学科 田野大輔教授のコメントが取り上げられました。
記事では、新型コロナウイルスの感染防止に非協力的と見えた他人を一方的に糾弾する「自粛警察」について、実際にあった嫌がらせや攻撃行為を紹介。
それらについて田野教授は、自粛警察は「ファシズムのメカニズムと似ている」と指摘。「集団の同調圧力によって人は容易に攻撃的になり、自分の行動に対する責任が薄れる」と警告し、「『自分もいつ同じ立場になるかもしれない』という想像力を働かせてほしい」と訴えています。