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2020/10/12
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【大学のいまvol.2】アリに学ぶ社会性

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後期授業の開始とともに、実験・演習など一部の講義については、感染症対策を十分にとったうえで対面授業を再開しています。本日は理工学部生物学科の取り組みを紹介します。

 

生物学科3年次は現在、「生物学専門実験及び演習I」において、アリの採餌行動の観察に取り組んでいます。アリは社会性をもつ昆虫です。授業では、エサをとるアリの行動が、コロニー全体においてどのように調整されいているかを、学生自ら仮説を立てて検証していきます。

 

後藤准教授と研究室の学生が六甲山の麓などで採集し育てた様々な種類のアリを前に、学生たちはいわば正解が決まっていない問題に対し、実験条件を検討したり、迷路などの実験装置を作ったりするなど、悪戦苦闘しています。

 

受講した学生は、「学生同士が話し合って実験を進めていくことで、理解度が高まります。」「観察中のコミュニケーションを含めて学問を学んでいるという実感があります。」と、にこやかに話していました。

 

どのような実験結果が出るか、楽しみです。

(理工学部・広報部)

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