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2020/10/14
新型コロナウイルス

コロナ禍の中での取り組み(国際言語文化センター)

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国際言語文化センターは、本学園の創立者平生釟三郎の建学の理念「世界に通用する紳士・淑女たれ」を実現するため、全学の外国語教育を担う機関として設立されました。国際社会で活躍できる外国語運用能力の習得、異文化理解能力の育成を推進し、現代社会のニーズに応じた教育の実現を目指して、英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語の5言語および外国人留学生のための日本語を開講しています。
センターでは、コロナ禍の中であっても設立の目的を実現するために、多様な取り組みを行ってきました。

 

★学生対象ガイダンス関連
例年、3月末に2・3年生を対象として行ってきた「中・上級外国語ガイダンス」は、パワーポイントにナレーションを入れたPPTMovieを作成して外国語の継続的学習を奨励しました。
4月始めに実施している1年生対象の「第2外国語の合同授業」や「英語集中コース説明会」、「College Englishのガイダンス」は、同様に、PPTMovieやPPT、Q&Aを駆使して外国語学習の面白さや意義を伝えるように努めました。
また、6月に実施している文系学部1年生を対象とした「国際言語文化科目ガイダンス」は、PPTMovieとQ&Aを作成しコースの魅力を伝えるとともに、英語集中コースの学生にはQ&AをMyKONANにアップし十分な情報の周知を図りました。

 

★非常勤講師138名との連携
国際言語文化センターの外国語教育は、多くの非常勤の先生方との協働で成り立っています。コロナ禍でWeb活用授業となることが分かった段階で、メールやWeb会議システムのZoomあるいはTeamsを活用し、授業の方針や、大学・本センターからの重要事項を、日本語だけでなく、適宜、英語・仏語等でも発信しました。FD活動としては、Web授業の具体例の作成と配信、授業のQ&Aの作成、甲南大学のLMSであるMyKONANの使用方法については、言語によってはZoom研修会の開催、説明書(日本語・英語)および動画を作成し先生方に提供しました。7月には、office 365のFormsを使ってアンケート調査を行い、授業実施形態、課題作成頻度を把握するとともに自由記述で先生方のWeb活用授業への取り組みを理解し、その概要を大学にも提供することで後期授業の計画に役立てていただきました。この報告書の最後にその調査結果をまとめています。

 

★正規留学生の支援
正規留学生に対しては、日本語担当教員が中心となり、新入生にはZoomやメールによる支援、入学者オリエンテーション、入管への引率や諸手続きのサポートを行いました。2年生以上の留学生にも同様にZoomやメールによる支援、奨学金や授業料減免申請等のサポートに努めました。また、自国に帰国したまま日本に戻ることができない留学生が本学での学業を継続することができるように、8月入国に向けた支援とともに空港への出迎え・自宅送迎を行いました。

 

★前期授業の実態調査結果
後期に向けて、外国語科目を担当する教員を対象に、Office 365のFormsを使って2020年7月13日~19日にセンター独自の授業実態調査を実施しました。集計時点の7月19日で優に9割を超える155名の教員から回答を得ることができました。その結果、量的な分析からは以下のことが分かりました:
・およそ6割がZoom等の「疑似対面式」を取り入れていること
・各教員や学生のネット環境、授業の重点などにより多様な授業形態が併存していること
・85%の教員が毎回、ほぼ毎回の授業で課題を作成し提出させていること
自由記述の質的な分析からは、「能動的な運用能力の育成を目指す外国語の授業」の特性から、学習者同士のペア・グループワークは不可欠となり、Zoomのブレークアウトセッションの活用や、Zoomとオンデマンドを組み合わせたハイブリッド型の授業形態の工夫など、各教員の工夫と努力が伺えるとともに、授業準備がかなりの負担となっている実態が分かりました。加えて、平常時でもオンライン(オンデマンド)と対面授業を組み合わせることで、より効果的な外国語授業ができるのでは、という意識の芽生えを感じることができました。

前期は、すべての外国語授業をオンラインで実施するというこれまでに経験したことのない状況を、本センターの専任教員、非常勤の先生方、事務室のスタッフとの協働によって乗り越えることができました。センターにとってとても厳しい学期でしたが、これからの外国語教育のあり方を考えるために多くの示唆を得た時でもありました。

(国際言語文化センター)

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