学生各位

学長　中井伊都子

今年度は原則として対面授業を実施するという方針のもと、4月5日（月）から授業を開始して約2週間が過ぎました。この間、とくに教室の外やオンライン授業などの受講場所で密集・密接を作らない心遣いをお願いしてきましたところ、みなさんには本当によく気をつけていただき、本学では罹患した学生からの報告件数は増加せずにすんでいます。協力して下さっていることに深く感謝します。

一方で、大変残念なことではありますが、感染症拡大の傾向には歯止めがかからず、昨日、大阪府が府下の大学に対し、まん延防止等重点措置期間（5月5日まで）における「緊急のお願い」として、「授業は、原則オンラインとし、困難な場合は、クラスを分割した授業や大教室の活用等により密を回避してください」との要請を行いました。いまのところ兵庫県から本学に対して具体的な要請はありませんが、みなさんのうちの約2割が大阪府から通学している実状を考えると、何らかの緊急の対応が必要な社会状況にあると判断しました。

そこで、まず4月19日（月）から、現在対面授業ができる履修登録者数を150人以内としているところを、100人以内と縮小し、原則として教室ごとの履修者数が100人を超えている対面授業についてはウェブを活用した授業に切り替えます。その期間は5月5日（水）までを目途としますが、感染症の拡大状況や自治体の要請等によって延長することも考えています。具体的にみなさんが履修しているどの対面授業がウェブを活用した授業に切り替わるのか、その場合の授業方法（オンデマンドかリアルタイムか等）、今後の授業予定などについては、My KONANを通じて担当教員より指示がありますので、必ずチェックするようにして下さい。

キャンパス内では引き続き様々な感染症対策を講じてみなさんの安心と安全を守りますので、みなさんはキャンパスを出た後も万全の感染症対策を行ってください。とくに飲食を伴う会合やコンパは、厳に慎んできただき、みなさん自身とみなさんの大切な人の安心と安全を守るための行動をとってください。甲南大学生として恥じることのないふるまいを心がけ、大学生全体に範を示すような行動をとっていただくことで、これまでどおりのキャンパスを一日も早く取り戻せるよう願っております。