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2021/05/17
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【研究】発話を改善する訓練ソフトを知能情報学部 北村達也教授が開発

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発話に不自由を感じている学生らがゲーム感覚で改善に取り組める訓練ソフトを知能情報学部 北村達也教授が開発し、2021年5月15日付毎日新聞朝刊にて紹介されました。

 

北村教授はコミュニケーションの土台となる発生に悩む人がいることを学生の卒業論文で知り、全国15の大学と大学院の学生を対象に「話すことに関する意識や実態に関するアンケート」を実施しました。その結果、発音がうまくいかないと感じることが「ある」「どちらかといえばある」と答えた人は全体の約3割にのぼり、そのうち約9割から発音を改善したいとの要望がありました。アンケートからは、人前で緊張してうまく話せないのではなく、日常会話で声を出すことに問題を感じていることが判明しました。

 

発話改善のため、北村教授はソフトを開発しました。パソコンの画面上に表示された文字を読み上げると、カメラで顔や口の動きを測定しアドバイスが表示され、発話をサポートします。そのほかにも声質や滑舌を改善するために楽しみながら訓練できるトレーニング装置も考案しました。

 

北村教授は「ゲーム感覚で改善に取り組みながら発話に悩んでいる人に役立ててほしい。自分の声に自信をもって人生を歩める手助けとなる研究を続けたい」と話しています。

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