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2021/12/01
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【スポ健リレーコラム】[第5回]
少しだけわかった本当のコーチング

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少しだけわかった本当のコーチング

 

 

 国立競技場のカクテル光線と流れる声援、これしか思い出せない。私自身が、大学4年生に出場した世界選手権東京大会、あれからちょうど30年、新しい国立競技場でオリンピックが開催されたのが、ずっと昔のことのように感じています。

 

 このオリンピックの代表に経営学部1年生の青山華依さんが選ばれました。私自身、3大会のオリンピック日本代表になり、うち2大会に出場しました。1大会は、リレーで選出されましたが、スタートラインに立つことができませんでした。彼女には、私がオリンピックで素晴らしいと感じたところだけ経験してほしいと、走れなかった苦しい経験させたくないと本番まで準備をしました。練習中に怪我をしないでほしい、コロナという見えないウイルス、毎日が緊張の連続でした。私が現役時代のコーチも同じ気持ちだったかと思うと、コーチングというものがどのようなものかを少し知れたと思いました。

 

 まもなく、北京で冬季オリンピックです。私が応援している選手が、4年に一度しかない大会の日本代表に挑戦していることを心から応援しています。このようなことを書ける経験をさせてくれた青山さん、大阪高校の小塚先生などに感謝です。

 

(スポーツ・健康科学教育研究センター / 共通教育センター 伊東 浩司)

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