
このたび、甲南大学令和3年度の学術研究部門表彰の「学術・研究活動特別賞(ゼミ活動部門)」の表彰団体に知能情報学部/自然科学研究科知能情報学専攻の岳五一研究室が選ばれました。
岳五一研究室では、本年度、主に下記の取り組みを行ってきました。
(1)オープンキャンパス見学サポートシステム「スマホ NAVI!」の新たな改良
岳五一研究室では、「スマホ NAVI!」を構築し、システムの多機能化・高度化を重ねてきました。本年度においては、利便性の向上と新型コロナウイルスによる社会情勢に適用できるよう、「スマホNAVI!」に対して、新たに以下の機能を実装しました。
● 位置情報に応じて、道沿いのカフェやレストラン等の施設に関する情報とともに、施設に関連する画像や動画をWeb上から自動抽出して提示する「地域融合型情報抽出機能」
● キャンパス内の施設間での経路案内をはじめ、キャンパス最寄り駅からキャンパスまでの利用者ニーズに応じた経路案内が可能な「経路案内機能」
● キャンパス内の主要施設や風景動画に、大学のオリジナルキャラクター「なんぼ―くん」による音声案内を交えた「キャンパス案内動画・通学体験動画の発信機能」
これらの新機能によって、大学キャンパス内でも、在宅でも利用可能となり、このシステム1つで甲南大学のことを楽しく、深く知ることができます!
(2)地域連携プロジェクトへの貢献
また同研究室では、堺市の産学公連携事業や、加古川「知」を結ぶプロジェクトを通じて、研究成果を地域活性化に貢献するといった活動を行ってきました。
本年度の加古川「知」を結ぶプロジェクトでは、加古川市のこども政策課が抱える情報発信に関する課題解決に向け、加古川市の子育てを中心とした生活に関する情報を収集・統合し、効果的に発信する「加古川スマート情報発信システム」を構築しました。本システムでは、主に以下の機能を有しています。
● 子育てに関わる施設が視覚的に一目瞭然でわかる「子育て支援マップ」
これらの機能によって、本システム一つで必要な情報を素早く入手できることができ、市民の方々にとってわかりやすく、満足度の高い情報発信が期待できます。
さらに、実証実験を行い、加古川市の方々に本システムを利用してもらい、多くの利用者から高い評価を受けております。
こういった顕著でかつ地域・社会への貢献度が高いゼミ活動が評価され、受賞となりました。
表彰式は2月19日(土)を予定しております。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加人数を限定し、対面とオンラインを併用した形で実施予定です。
〇関連HP〇
・甲南学園HP >>>
・甲南大学知能情報学部HP >>>
・甲南大学自然科学研究科HP >>>
・甲南大学学生部HP >>>
・知能情報学部/知能情報学専攻 岳五一研究室HP >>>