法学部の笹倉香奈教授が実践している冤罪問題を扱った教育内容に関する記事が、1月26日付の朝日新聞（全国版）に大きく掲載されました。
　笹倉教授は冤罪事件の支援をする専門家による団体「イノセンス・プロジェクト・ジャパン（IPJ）」の副代表を務めていますが、同団体の活動には、甲南大学の多数の学生がボランティアとして課外で参加しています。
　甲南大学はIPJ学生ボランティアの活動の一部をKONANプレミア・プロジェクトに認定し、学内外での実践的な教育活動を支援しています。

　記事では笹倉教授の活動の紹介のほか、プレミア・プロジェクトの活動に一年次生のときから参加している学生3名のコメントが掲載されています。笹倉教授は「学生の熱心さに勇気をもらっている」とコメントしています。

高見織衣（法学部3年次生）：「『これまで冤罪のことなんて、知ろうともしていなかった』……裁判の傍聴に行き、証言を変えた検察側証人を弁護人が激しく問い詰めるのを見て、『人のためにこんなに一生懸命になれる大人がいるのか』と心が動いた」
大塩佳吾（同）：「テレビでしか知らない冤罪が目の前にあった」「学生の発信でも、少しでも司法を変えられればいい」
堀田零生（同）：（冤罪の悲劇は）「対話が苦手だったり経済力がなかったりする人に降りかかりやすいと知った。『そういう理不尽は許せない』」

〇朝日新聞デジタル：
（明日へのLesson）第4週：キャンパス　学生・弁護士・学者で冤罪救済めざす活動　笹倉香奈さん＞＞＞