ストレスが積み重なること、あるいは複数のストレス条件が重なることにより、命に関わる「キラーストレス」になることがわかっています。日々受けるストレスをうまく解消するための自分にあった方法をみつけることは、とても大切なことです。最新の科学では、科学的な方法でストレスに立ち向かうことが、プログラムとして開発されています。ストレス・コーピング(ストレス対処法)あるいはストレス・マネジメント(ストレス管理)と言われています。大切なのは一つに集中せず満遍(まんべん)なく実施するのが良いでしょう。なぜならば、一つだけだと、それができなくなった時にストレスに対処できなくなるからです。
今回紹介するのは、有酸素運動です。「少し息があがる程度の早歩きなどの有酸素運動」を行うと脳の構造が変化し、自律神経の興奮が抑えられることがわかっています。30分を週3回が目安です。多く行うほど効果が期待できます。「話ができる早歩き」のペースがいいでしょう。自分のストレスを把握し運動を行えば、ストレスの悪影響を防ぐことが可能です。正しくストレスに立ち向かう、それがこれからの時代の常識なのです。
岡本キャンパスの2号館前には、「健康をマネジメントする こうなんSMILEプロジェクト」で設置した、大学周辺のウォーキングコースを紹介する案内【こうなん岡本キャンパス探検隊】があります。ウォーキング23kmでスポーツサーテイフィケイト1ポイント獲得になります。授業の合間にウォーキングに出かけてみませんか。
参考:American Psychological Association HP , https://www.apa.org
Mental Health First Aid HP, https://www.mentalhealthfirstaid.org/2019/06/five-tips-to-help-teens-cope-with-stress/
(スポーツ・健康科学教育研究センター/全学共通教育センター 鵤木 千加子)