自然科学研究科 物理学専攻 2年生の山﨑敦博さん(原子核研究室)が第19回日本加速器学会年会で、これまでの研究成果をポスター発表しました。また、その内容が論文として学会HP上でオンライン掲載されました。
医療用放射性同位元素を国内に安定供給するために高強度の小型サイクロトロン加速器の実現が望まれています。この実現で問題となるのが空間電荷効果です。山﨑さんらは三次元空間電荷効果を考慮したシミュレーションツールや三次元電磁場計算ソフトを用いて、空間電荷効果について調査しました。また大阪大学 核物理研究センター内にあるイオン源を用いて実証実験を行いました。
論文タイトル:高強度小型サイクロトロンの実現に向けたLEBTの研究
Numerical simulation of low energy beam transportation for a high-power compact cyclotron
雑誌名: Proceedings of the 19th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan
October 18 – 21, 2022, Online (Kyushu University), Pages 282-285
著者名: Nobuhiro Yamasaki, Yohei Matsuda (Konan Univ.), Masatoshi Itoh (CYRIC,Tohoku Univ.), Satoshi Adachi, Kohei Hattori, Shohei Yonekura, Tsutomu Shinozuka (CYRIC, Tohoku Univ.), Mitsuhiro Fukuda, Hiroki Kanda, Tetsuhiko Yorita, Keijiro Takeda, Takafumi Hara (RCNP, Osaka Univ.), Satoshi Kurashima, Nobumasa Miyawaki (QST-Takasaki), Takashi Wakui (QST-NIRS), Masao Nakao (GHMC)
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