この度、杉本直己特別客員教授の2024年度日本核酸化学会賞(池原賞)の受賞が決定しました。
同賞は、日本の核酸研究のパイオニアであり、日本学士院賞を受賞された池原森男大阪大学名誉教授を讃え、創設されたものです。国際的に顕著な研究業績により核酸化学の深化や新たな研究展開に指導的役割を果たし、独創的かつ優れた業績を挙げた者に授与されます。杉本特別客員教授の「核酸の構造および安定性予測法の開発とその細胞内への応用」に関する研究成果が報告されて以降、核酸化学分野の研究は大きく進展しており、核酸構造の生体内の役割を知る基礎研究のみならず、核酸を用いた薬剤や機能性材料の開発など極めて多くの応用研究を、世界的に先導していることが評価されました。これらの貢献は、核酸化学分野のみならず、医薬学・工学・農学などの研究分野へと波及し、社会的効果は極めて大きいことから、日本核酸化学会は2024年度の日本核酸化学会賞(池原賞)を授与することを決定しました。
受賞式並びに受賞講演は2024年9月3日〜6日から東京理科大学葛飾キャンパスで第25回 International Round Table on Nucleosides, Nucleotides and Nucleic Acids(IRT2024)と合同で開催される日本核酸化学会第8回年会にて執り行われます。
日本核酸化学会http://www3.tagen.tohoku.ac.jp/~JSNAC/
IRT2024 https://www.irt2024.jp
この度のご受賞決定、誠におめでとうございます。