平井先生が執筆された書籍『日本統治下の台湾 : 開発・植民地主義・主体性』(名古屋大学出版会、2024年6月)が、姫路文学館が主催する第37回和辻哲郎文化賞一般部門を受賞しました。
本書は、「日本植民地の経済成長は「日本のおかげ」であったのか」という疑問をからスタートしたもので、日本統治時代の台湾経済について書かれています。日本は1895~1945年の51年間台湾を統治していましたが、この間に、どのように台湾を開発し、台湾の人々の生活を変えてきたのかについて説明されています。
過去の経済について研究し学ぶ分野のことを経済史といいますが、甲南大学の経済学部には経済史を専門にする先生がいますので、皆さんが経済学と聞いてイメージする現在の日本経済や社会制度だけではなく、過去の経済や人々の暮らしについても幅広く学ぶことができます!
また、紀伊国屋書店のウェブサイトで、台湾について知ることができる本を紹介していますので、こちらにもアクセスしてみてください。