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2025/03/31
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【知能情報学部/自然科学研究科】永田 亮 准教授が言語処理学会第31回年次大会(NLP2025)において優秀賞を受賞しました

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このたび、知能情報学部 永田 亮 准教授が言語処理学会第31回年次大会(NLP2025)において優秀賞を受賞しました。

言語処理学会は、言語にかかわるAI系の国内最大学会であり、ChatGPTに代表される大規模言語モデルなどを研究対象にしています。

同学会では年一度、年次大会が開催されます。次大会優秀賞は、処理学会年次大会において、論文の内容が優れたものと認められた発表論文に与えられる賞であります。

2025年の第31回大会では、対象765件の論文のうち2%にあたる15件が優秀賞を受賞しました(うち、最優秀賞1件を含む)。

 

受賞タイトルは以下のとおりです。

 

優秀賞:クレオールは計量的に峻別できるか?

 

概要:本研究では、クレオールと呼ばれる言語を対象にして、言語の複雑性を数理的に調査しました。クレオールとは、二種類以上の言語の話者が接触することにより生じた新たな言語のことです。

例えばフランス語とハイチで話される言語から生まれたハイチ・クレオール語があります。クレオールは基になった言語と同等に複雑であるのか、それともより単純であるのかは解明されておらず、言語学における未解決問題の一つです。

本研究では、AI技術を応用し、言語の複雑さを定量化し、13のクレールを含む41の言語の複雑性を調査しました。

その結果、クレオールに関する新たな知見を得ました。なお、本研究は、歴史学、言語学、情報科学の専門家による学際的な共同研究の成果となります。

 

(参考)

言語処理学会第31回年次大会表彰一覧(NLP2025)

https://www.anlp.jp/nlp2025/award.html 

 

この度の受賞、誠におめでとうございます!

 

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