
5月20日(火),BPコース16期生4名が,約1時間に渡って,日本初の退職代行サービスを生み出したEXIT株式会社(https://www.taishokudaikou.com/) 代表取締役 新野 俊幸 様に,起業の経緯やビジネスモデル,昨今の離職事情などについてお話を伺いました。
BPコース16期生では各グループが,取り組む研究テーマを自分たちで決め,データを得るためのフィールド調査を実施しています。そのうちの1グループ4名が,若年層の早期離職に関する研究に取り組んでおり,昨今の若年離職の特徴でもある,退職代行サービスの方のお話をお聞きしたいと,日本初の退職代行サービスを起業した新野社長にアクセスし,インタビューを快くお引き受け頂きました。
インタビューは,オンラインで行われ,1時間もの長い時間,ご自身の経験から,「退職のしづらさ」に疑問を抱き,日本初の退職代行サービス『EXIT』を立ち上げた起業経緯やサービスのあり方,他社との差別化方法,企業の人事部との関係性,今後のビジネス展望など,ユーモアを交えながら,学生たちの質問にお答え頂きました。
退職代行サービスには,色々な意見があるかもしれませんが,新野社長は,「若い人たちが苦しい現状を我慢して,精神的に立ち直れなくなってしまう社会ではなく,より良い人生をやり直すためのリセットボタンを一緒に押してくれる存在が重要である」と主張され,「いつか退職代行のサービスが不要になることが理想である」と話してくれました。
学生たちも積極的に質問をし,退職代行サービスや離職について多様な観点から考える非常に良い機会となったようです。
ゴールデンウィークあけの繁忙期にもかかわらず,貴重なお時間を割いて大学教育にご尽力頂いた新野社長には,心より感謝致します。
(文責:尾形 真実哉)