
このたび、傑出した科学者に授与されるFrantišek Šorm Memorial Medalを杉本直己 特別客員教授が受賞されました。
受賞式は、2025年6月8日〜13日からチェコ共和国のチェスキー クルムロフで開催された国際シンポジウムXIXth Symposium on Chemistry of Nucleic Acid Componentsにて執り行われ、「All about “To B or not to B” in Nucleic Acids Chemistry」の演題で杉本特別客員教授の受賞講演が行われました。
František Šorm Memorial Medalとは、チェコ科学アカデミー(CAS)によって授与される賞であり、受賞者には記念メダルが贈呈されます。本賞は、CASの元代表であり有機化学・生物化学研究所 (IOCB)の創設者兼初代所長であるFrantišek Šorm教授の功績を記念して設立されたものです。本賞は、3年毎に国際的に傑出した科学者に対して授与されます。
杉本特別客員教授は、数多くの国際的に優れた研究成果を発表し、核酸化学分野の研究を先導してきました。特に、杉本特別客員教授が開発した核酸の構造および安定性予測法によって、核酸分野の研究は国際的に大きく進展しており、核酸構造の生体内における役割を知る基礎研究のみならず、核酸を用いた医薬品の開発など極めて多くの応用・実用研究が展開されています。このような杉本特別客員教授の業績が高く評価されました。
この度のご受賞、誠におめでとうございます。
国際シンポジウムの詳細
XIXth Symposium on Chemistry of Nucleic Acid Components, Czech Republic
受賞講演の様子と受賞記念品