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2025/09/01
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【スポ健リレーコラム】[第50回]
34年ぶりの東京開催、世界陸上への想い

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 今月(9月)13日から21日まで、東京の国立競技場にて第20回世界陸上競技選手大会が開催されます。

 同競技場では2020年に東京オリンピックが行われ、本学卒業生で現在ミキハウス所属の青山華依さんが、女子4×100mリレーの第一走者として出場しました。当時は無観客でのレースとなりましたが、今回の世界陸上は有観客での開催となります。東京での世界陸上開催は1991年以来、34年ぶりです。

 その34年前、私は大学4年生の時4×400mリレーの第4走者で出場しました。当時はナイター照明のまぶしさ以外はほとんど記憶に残らないほど緊張しましたが、審判の方々があちこちで「頑張ってください」と声をかけてくださったことや、スタンドの応援など、自国開催でしか味わえない経験として今も鮮明に胸に残っています。さらに、今大会には、昨年本学を卒業した井戸アビゲイル風果さん(東邦銀行所属)が日本代表に選ばれました。風果さんは、コロナ禍の2020年4月に本学に入学しましたが、入学式もなく、対面授業や課外活動も長く制限される環境で頑張り続けました。そのような経験を経て、私が34年前に見た同じ光景の中で走ることを考えると、感慨深いものがあります。皆さんもぜひ応援よろしくお願い致します。今回は日本開催のため時差もなく観戦しやすい大会です。テレビやインターネット中継を通じて、世界のトップアスリートたちの真剣勝負をご覧いただき、改めてスポーツの素晴らしさを感じていただければと考えます。

 

スポーツ・健康科学教育研究センター/全学共通教育センター 伊東 浩司

 

 

 

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