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2026年7月10日(金)、甲南大学ポートアイランドキャンパスにおいて、「神戸医療産業都市クラスター交流会 FIRST/FIBER産学連携サロンPart19/メディケミカル拠点シンポジウム『神戸医療産業都市における深化と進化 ~産学官連携による新たなフェーズに向けた取り組み~』」を開催しました。約40名の企業関係者、研究者、学生らが参加し、神戸医療産業都市における産学官連携の新たな展開や今後の可能性について理解を深めるとともに、活発な交流を行いました。
産学官連携による人材育成と研究活動を紹介
開会にあたり、甲南大学フロンティアサイエンス学部の川上純司学部長から、神戸医療産業都市に集積する企業や研究機関との連携をさらに深め、新たな価値創出につなげていきたいとの挨拶がありました。
第1部では、「甲南大学の取り組み紹介」として、甲南大学フロンティアサイエンス学部教授で学長の村嶋貴之学長が、地域社会や企業との連携を通じた教育・研究活動や、「進化型理系」構想に基づく人材育成の取り組みを紹介しました。ポートアイランドという立地を活かし、企業や研究機関との協働による実践的な教育研究を推進していることが報告されました。
続いて、千寿製薬株式会社に勤務しながら甲南大学大学院博士課程で研究を行う田部井透矢氏が登壇。企業研究者としての視点と大学での研究活動を両立する経験を通じ、人材育成型の産学連携の重要性や、神戸医療産業都市ならではの研究環境の魅力について講演しました。
第2部では、神戸市 企画調整局 医療産業都市部(誘致・産業化担当)係長 高田浩太郎 様より神戸医療産業都市の現状と今後の展望について紹介がありました。現在、神戸医療産業都市には335社・団体が集積し、約12,700人が働く国内有数のバイオメディカルクラスターとして発展を続けています。再生医療、医療機器、バイオものづくりを重点分野として成長を図るとともに、企業・研究機関・行政による連携強化を進めていることが説明されました。
また、アイパークインスティチュート株式会社 ビジネスディベロップメント リーシング統括責任者 相良直哉 様からは、2027年11月完成予定の「アイパーク神戸」構想について紹介がありました。湘南アイパークで培われた産学連携・オープンイノベーションの仕組みを神戸にも展開し、新たな研究開発拠点として神戸医療産業都市のさらなる活性化を目指す方針が示されました。
さらに、アステラス製薬株式会社:アドボカシー部 コミュニティ エンゲージメント アドボカシープロフェッショナル 課長 駒林弘樹 様からは、「アドボカシー活動」をテーマに講演が行われました。医療イノベーションの社会実装を推進するため、患者や市民、行政、研究機関と連携しながら、医療課題への理解促進や対話の場づくりに取り組んでいることが紹介されました。神戸市内の大学や地域との連携事例も報告され、医療産業都市における新たな共創の可能性が共有されました。
講演終了後には、参加企業によるポスター展示交流会および名刺交換会を開催しました。企業、大学、研究機関、学生が分野や組織の垣根を越えて意見交換を行い、新たな連携や共同研究の可能性を探る活発な交流の場となりました。
本交流会を通じて、神戸医療産業都市における産学官連携のさらなる深化と進化に向けた機運が高まりました。今後も甲南大学は、神戸医療産業都市の一員として、教育・研究活動を通じたイノベーション創出と地域発展に貢献してまいります。


