
7月31日は2026年の学年暦における前期終了日です。したがって、8月1日から後期授業開始日までは「夏休み」ということになります。高校までとは異なり、大学の夏休みは約1ヶ月半に渡ります。
さて、自分の大学時代を振り返ってみると「大学時代の夏休みにしかできなかったこと」をしみじみと思い出すことがあります。
私は大学時代、体操競技に没頭していました。練習の量や質は一定ではなかったものの大学2年から4年にかけては、1年間に360日は練習をしていたと思います。「上手くなりたい!そのためには、練習をするしかない」ただ、その思いでひたすら練習をしていました。そんな私にとって、学期中よりも長時間の練習が可能な夏休み期間中は、パラダイスでした。授業の影響なく練習できるので、毎回の練習時間が増えることはもちろん、体操競技部の活動オフ期間中は、他大学の友人を頼って、練習に行かせてもらっていました。そこでは、私よりも格段に上手い選手がいたり、施設が整っていたり、普段では絶対に味わえない雰囲気で体操競技を行うことができました。これに加えて、他大学の選手の練習をビデオカメラで撮影させてもらって、自宅で何度も見返していました。この他、思い出を語りだすときりがありませんので、この辺りでまとめに移りたいと思います。
大学時代の夏休み中、私は体操競技ばかりやっていました。このことを当時の私は、「ただ単に好きなことに没頭しているだけ」と感じていましたし、実際にそうだったのだと思います。しかし、大学を卒業してから四半世紀以上が過ぎた現在、私は大学でスポーツの教員をしながら、体操競技の研究・指導者をしています。もちろん、今に至るまでには、大学時代の体操競技だけでなく、大学院時代の学びや選手生活が大きな支えになっています。しかし、中学生・高校生時代と学年が上がっていくなかで、大学時代、特に夏休みでの練習が大きなターニングポイントになったのは間違いありません。
長い時間を思う存分に使い、好きなことに没頭する。これは大学生に与えられた特権だと私は思います。今しかできないことを大切に!!
(スポーツ・健康科学教育研究センター/全学共通教育センター 吉本 忠弘)