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2015/06/09
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国際生物学オリンピック日本代表生徒に対する個別教育を実施

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 国際生物学オリンピック日本委員会(委員長:浅島誠)の依頼により、2015年7月12-19日にデンマーク/オーフスで開催される第26回国際生物学オリンピックに派遣する日本代表4名のうち、灘高等学校3年・石田晴輝(イシダハルキ)君に対する個別指導を実施します。国際大会では、高等学校のレベルを超えた理論・実験問題も出題されることから,同委員会では合宿形式の特別教育訓練などを行っています。その一環の個別教育として、本学理工学部では2012年から毎年、日本代表および次点の生徒を受け入れ、個別教育を実施してきました。今年度は、理工学部/統合ニューロバイオロジー研究所の日下部岳広教授、武田鋼二郎講師、後藤彩子講師を中心に、石田君の幅広い分野の生物学への興味に応え、スキルアップできるようサポートします。

 国際生物学オリンピック(International Biology Olympiad:IBOと略す)は、生物学を志す優秀な生徒を集め、彼らの才能を伸ばし、将来の科学者を育てることを目的としており、高校生など中等教育学校の生徒を対象としています。1990年7月にオロモウツで第1回国際大会が開催され、以後、毎年開催されています。IBO加盟各国から4人の代表生徒が選ばれて国際大会に参加し、生物学の理論問題および実験問題に取り組み、生物学への興味、創意工夫の才能、創造性、忍耐力などが評価されます。昨年の第25回インドネシア大会では61か国・地域から239名の参加者があり,日本も金メダル1個,銀メダル3個と参加した生徒の全員がメダルを獲得しました。なお,本学岡本キャンパスでは、毎年7月、日本代表候補選考もかねた日本生物学オリンピックの予選が行われ、高校生だけでなく、中学生も含む多くの生徒がチャレンジしています。

 国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)公式ウェブページ 

 http://www.jbo-info.jp/
 

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