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2015/08/20
お知らせ

【理工学部】日下部教授らによるホヤの発生に関する論文が「ネイチャー」に掲載され各紙に紹介されました

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理工学部生物学科・統合ニューロバイオロジー研究所の日下部岳広教授とカリフォルニア大学バークレー校、兵庫県立大学、パリ第6大学の国際共同研究の論文が、英国科学雑誌「ネイチャー」に掲載されました。(2015年8月10日付電子版)
日下部教授らの論文は、ホヤに鼻の元になる細胞があることを発見したものです。これまで鼻など感覚器官の元になる組織は脊椎動物特有のものと考えられていましたが、この研究により、ホヤの幼生にもヒトの鼻によく似た組織が存在することが明らかになりました。さらに今回発見した組織には、生殖に関するホルモンを分泌する細胞も発見されました。
日下部教授は「ホヤを用いた研究を進めることで、脊椎動物の進化を詳しく知ることができるだろう」と話しています。
この研究成果は、8月11日付神戸新聞、朝日新聞(大阪本社版)、産経新聞に、13日付朝日新聞(東京本社版)にて紹介されました。また、8月20日放送の東京FM・Kiss FM Kobe系情報番組「中西哲生のクロノス」の &’SUZUKI BREAKFAST NEWS&’ に日下部教授が出演し、研究成果を解説しました。
 

【参考サイト】
Nature(掲載論文)http://dx.doi.org/10.1038/nature14657
日下部研究室ホームページ https://www.konan-u.ac.jp/~devbiol/
甲南大学統合ニューロバイオロジー研究所 https://www.konan-u.ac.jp/hp/neurobio/

2015年8月11日付神戸新聞朝刊

 

2015年8月11日付朝日新聞朝刊 承諾書番号A15-1077

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