
本日、甲南学園は97周年となる学園創立記念日を迎えました。
97年前の1919(大正8)年4月21日に、創立者 平生釟三郎が久原房之助(日立製作所創立者)らの援助により甲南中学校が設立され、第1回入学式が行われました。後の旧制七年制高等学校、甲南大学のはじまりであり、本学はこの日を学園創立記念日としております。
このとき久原は平生に幼稚園から大学に至る一貫した学園をつくる事を提言しており、平生は日記に、「…余ハ此ノ如キ有力ナル後援者ヲ得テ、余ガ社会国家二尽クサントスル志ノ実行セラレツツアルヲ思ヒ、…氏(久原)ノ決心ヲ洞察シテ甲南大学ノ前途洋々タルヲ覚ユルナリ」と記しております。
今年は平生の生誕150周年にあたり、また3年後の2019年には創立100周年を迎えますが、甲南学園はこれからも平生が主唱した『個人を尊重し各人の天賦の特性を啓発させる』人物重視の教育を行い、自ら率先して社会に貢献できる専門性を持った人材の養成をめざしてまいります。