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2016/06/15
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【統合ニューロバイオロジー研究所/ 自然科学研究科】太田茜 特別研究員が動物学会女性研究者奨励OM賞を受賞

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 統合ニューロバイオロジー研究所/自然科学研究科 太田茜 特別研究員(日本学術振興会特別研究員PD、甲南大学特別研究員、甲南大学非常勤講師 兼任)が動物学会女性研究者奨励OM賞(以下OM賞)を受賞しました。
OM賞は、日本動物学会にOM氏より寄せられた寄付を基金として設立された賞であり、動物科学を専門とする女性研究者で、優れた研究を推進している方、特に、安定した身分で研究を続けることが困難であるが、強い意志と高い志を持って意欲的に研究に取り組んでいる研究者に贈呈されます。(動物学会ホームページより抜粋)
今回、太田 研究員の「線虫の温度適応の制御機構」の研究が受賞対象となりました。

【推薦理由】学会からの公開書面の抜粋。
候補者の太田氏の研究には、際立った独創性が感じられ、その成果は高く評価されました。
太田茜氏は、手首骨の切断手術で一時右手が使えなくなるなどの困難に直面した際も、また、第1子の出産育児の間も研究活動を継続し、線虫を用いた環境温度応答の分子生理学的解析において、光感知ニューロンによる温度受容、3量体Gタンパク質による温度情報の伝達などを明らかにするという優れた業績を上げています。現在まだ学振の研究員(RPD(申請時))という不安定な立場にあり、かつ第2子の出産を控えていますが、研究に対する情熱を常に失うことなく、計画的にマイナス面を最小限にとどめ克服しようとしており、その研究姿勢が高く評価されました。

 

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