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2016/07/21
研究助成金

【〜9月26日自然科学or自然科学・社会科学融合】日立財団2016年度(第48回) 倉田奨励金 募集要項

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【〜9月26日自然科学or自然科学・社会科学融合】日立財団2016年度(第48回) 倉田奨励金 募集要項
http://www.hitachi-zaidan.org/works/environment/work04_1.html
日立財団は、科学技術の振興を通じて社会課題解決と経済成長の両立を図るSociety5.0*実現に貢献することを目的に、自然科学分野あるいは自然科学と社会科学の融合分野で基礎的・応用的研究を行う研究者に研究助成金を交付する新しい事業を今年度から始めます。事業名称は、1968年度から2014年度まで47年間継続してまいりました「倉田奨励金」を引き継ぎます。
新しい「倉田奨励金」では、社会課題と研究の関係をより具体的、明確にした助成を行うため、助成分野を電気・電子、情報、機械、物理、化学、生命科学という従来の学術分野別から、エネルギー・環境、都市・交通、健康・医療の応用分野別に改め、さらに自然科学の研究だけでなく、自然科学と社会科学の分野横断的、融合的な研究も助成対象といたします。ただし先駆的、独創的な研究を重視する従来の倉田奨励金の選考方針は変わりません。
*Society5.0:内閣府における「第5期科学技術基本計画」内で使用されている言葉。狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く新たな社会を生み出す変革を科学技術イノベーションが先導して形成するもの。
1. 助成対象/応募資格:
a) エネルギー・環境、都市・交通、健康・医療の3分野における社会課題の解決に資する基礎的、融合的研究を行う研究者を助成対象とします。※各研究分野の分類については、別添の一覧表をご覧ください。
b) 国内の研究機関(博士後期課程を有する研究科、同研究科に係る学部、または文部科学省科学研究費補助金を申請することができる法人)に所属する研究者を対象とします。ただし国籍は問いません。
2. 助成金額:1件あたり100万円程度(上限300万円)
3. 承諾書の提出:所属機関長(総長・学長、研究科長、学部長、理事長、研究所長等)による奨励金の応募と奨励金による研究の承諾を必要とします。
4. 研究期間/使用期限:原則1年で2年を上限とします。
5. 助成対象となる費用:研究目的を達するための直接的な経費。ただし、以下に記載の費用は対象外とします。
a)所属機関の一般的な研究環境の整備のための間接的な経費
b)代表研究者、および共同研究者の人件費
6.評価項目:a)課題の社会的重要性 b)独創性、革新性 c)学術的意義 d)研究計画の実現性 e)経費の妥当性
7. 応募締切:平成28年9月26日(月)必着
<倉田奨励金募集要項:分野分類表>次表は、社会課題解決と経済成長の両立を図るSociety5.0実現に向け、応募者が自己の申請課題が何れの研究分野に最も適合するか判断する際に役立つ様に各分野の内容を例示したものであって、倉田奨励金の対象となる研究分野を網羅的に記載したものではありません。
したがって、自己の申請課題が次表の例示項目に完全に一致しない場合には比較的近い一分野を指定、また複数分野に跨ると判断した場合には、複数の分野を指定してください。
★エネルギー・環境
a.ヒトと社会(生態系サービスと生物多様性、人為的災害の環境影響低減、通信・ネットワーク環境、ロボット・人工知能と労働・教育環境)
b.ナノテクノロジー・材料(太陽電池、人工光合成、燃料電池、熱電変換、蓄電デバイス、パワー半導体デバイス、グリーン触媒)
c.高品位エネルギーの安定供給(分散型電源と再生可能エネルギーとの融合システム、エネルギーネットワーク技術)
d.エネルギー効率の高いサービスの提供(ネットワークとビッグデータの活用、需要側資源を活用したエネルギー需給マネジメントシステム、次世代交通・運輸システム、スマート生産)
e.持続可能な生産と消費(製造業におけるグリーン技術(ゼロエミッション、環境配慮設計)、開発途上国による循環型技術(小規模バイオガス化装置))
f.観測・計測とその情報に基づく環境管理(地球規模の環境モニタリング(リモートセンシングと実測)、環境情報基盤の整備と活用(ユビキタス情報、環境ビッグデータ、GIS))
★都市・交通
g.ヒトと社会(都市化と生物多様性・環境負荷、自動運転)
h.持続可能な人間居住(都市・地域計画(コンパクトシティ、インフラ管理、モビリティとその管理、開発途上国の人間居住と適正技術)
i.ナノテクノロジー・材料(構造材料(金属系、複合材料)、水処理用分離膜、高温超伝導、センシングデバイス・システム、放射性物質除染、減容化)
j.社会インフラとビッグデータ(交通、防災など)
★健康・医療
k.ヒトと社会(再生医科学に伴う倫理的、法的、社会的課題、医療におけるケアの高度化、レギュラトリーサイエンス、個別化医療、健診・健康管理)
l.ナノテクノロジー・材料(生体材料、ナノ薬物送達システム、ナノ計測・診断デバイス、ナノイメージング)
m.次世代基盤技術(生体イメージング、トランスオミクス(統合オミクス解析)、マイクロバイオーム、ライフサイエンス分野におけるビッグデータ)
n.再生医療(再生医療用材料)
o.医療・介護・福祉機器(医療におけるICT活用、ロボティクス)

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