
フロンティアサイエンス学部 長濱宏治准教授は、ウコンの有効成分であるクルクミンの抗がん作用をさらに増強させることに成功させました。
クルクミンは、健康食品やカレー粉として有名なウコンの有効成分です。強い抗がん作用があり、医療分野でも注目されています。しかしクルクミンはこれまで水に溶けにくい、体内で分解されやすい、がん細胞内に取り込まれにくい、などの理由により、強い抗がん活性が期待されませんでした。
今回の研究により、水に溶けやすいクルクミンの作製に成功しました。これにより、抗がん剤を含むクルクミンの医薬品の開発に役立つことが期待されます。
なお、本研究成果は、科学誌Natureの姉妹紙で、Nature Publishing Groupが出版するオープンアクセスの科学誌『Scientific Reports』に2016年8月1日付にて掲載されました。
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