図書館・センター・機構

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情報教育研究センターの取り組み

情報教育研究センターは、「IT基礎」、「IT応用」といった一般情報科目を担当するとともに、教育系の情報システムや情報インフラの整備を担当しています。2011年度における当センターのFDに関する取り組みは以下のとおりです。
これまでの一般情報科目は、情報リテラシー、すなわちソフトウェアやハードウェアなどパソコン操作の習得がメインでした。一方では、家庭へのブロードバンド環境の浸透などによって、不十分とはいえ、入学生の多くが曲がりなりにも情報リテラシーを身につけている状況になってきました。
そこで、学士力の向上などを目標とし、一般情報科目の教育内容をより大学らしい座学を中心とした基礎教育として見直そうと計画しています。具体的には、卒業後の「社会人に必要なアナログ能力の育成」、すなわち、IT基礎においては、文章構成・作成能力、コミュニケーション能力、論理的思考力などの育成を広域副専攻科目の内容見直しとリンクした形で中心に据えたいと考えています。また、IT応用においては、各学部における情報系教育への「つなぎ」として、学部に特化したやはり座学を中心としたカリキュラム編成にできないか模索中です。
上記のような教育内容の見直しにともない、2011年度後期に更新予定の教育情報システムにおいて、パソコン教室設備の見直しを行おうとしています。パソコン教室は、パソコン実習授業のための教室なので、教員の解説をノートに書きとめたり、学生どうしが議論しあったりするような環境を整えることがなかなかできませんでした。そこで、新システムにおいては、机上スペースの確保を目的にノートパソコンなどパソコン自体が机上を占有しないような工夫を取り入れることにしています。加えて、液晶ディスプレイを折り畳むことにより、学生どうしが目線を合わせながら議論できるような授業環境を用意したいと考えています。