私たち日本文学研究会は、2015年1月30日に時代小説家の築山桂氏を甲南大学にお招きしました。事前に読んだ築山桂氏の著書『禁書売り‐緒方洪庵 浪華の事件帳‐』『北前舟始末‐緒方洪庵 浪華の事件帳‐』を片手に、「築山桂にきく 本のムコウの世界」と題した座談会を開催しました。当日は参加者と共に、史実から小説が生み出される過程や、史実とフィクションとの関係、原作とドラマ化された映像との違いなどについてお聞きしました。(4回生・坂本恭介)
歴らぼ通信03号発刊!
歴らぼ通信03号を、2015年1月23日付けで発刊しました。編集は、藤本悠華(代表)、坂本恭介、鳴海邦匡が担当しました。本HPからもダウンロードできますので、みなさま是非ご覧下さい。(鳴海邦匡)
佐藤泰弘先生と古墳めぐり
私たち古代史班は、各々興味のある史跡に関して意見を交換し、行き先を決めます。そして、決定した史跡に関する勉強会を行ったうえ、現地に赴くという活動をしています。2014年12月23日に日本最大の古墳である大仙陵古墳を含む、大阪府堺市の百舌鳥古墳群に行きました。23日までに4回勉強会を行い、それぞれの古墳の概要を学んだり、地図を確認しました。この勉強会は学生が主体となってレジュメを作り、発表します。 百舌鳥古墳群には47基もの古墳がありますが、私たちは13基の古墳を巡りました。事前に学んだ知識のおかげで、よりいっそう古墳を楽しむことができ、充実した1日になりました。(3回生・南菜摘)
歴らぼ通信02号発刊!
歴らぼ通信02号を、2014年10月24日付けで発刊しました。編集は、藤本悠華(代表)、久世成美、鳴海邦匡が担当しました。本HPからもダウンロードできますので、みなさま是非ご覧下さい。(鳴海邦匡)
『地域社会における「藩」の刻印-津・伊賀上野と藤堂藩』
S 東谷先生、夏休みに『地域社会における「藩」の刻印-津・伊賀上野と藤堂藩』(藤田達生監修、三重大学歴史研究会編、清文堂出版)が刊行されたんですね。2009年の『藤堂藩の研究 論考編』(藤田達生監修、三重大学歴史研究会編、清文堂出版)、2012年の『伊賀市史』第5巻資料編・近世に引き続いて、また伊賀や藤堂藩に関する本ですね。
T 戦国武将の藤堂高虎が初代藩主の藩だね。高虎は、伊賀・伊勢両国(現三重県)に領地をもらった大名で、築城の名手として知られていて、大坂城は彼が設計したんだ。家康の懐刀として朝廷と交渉するなど、とても有能な政治家なんだよ。
S たしか高虎の果たした役割について、新説を出されたとか。
T うん、2009年の本と今年の本に書いているよ。
S どんな説かかいつまんで聞きたいけど、「勉強のため自分で読もう」と言われそうなんで、話を変えますね。2012年の本では何を書いているのですか?
T 藤堂藩に関する江戸時代の史料を収録した本だよ。作り始めてから8年くらいかかったかな。新聞にも取り上げられ、話題になったから覚えている人もいると思うけど。
S きっと忍者のことも載ってますよね。伊賀ということは。
T 幕末に来航した異国船に忍び込んで探索したと言われているけど、実際は幕府の役人が「忍者」を連れて案内したことが分かった。忍術を駆使していたわけじゃないんだよ。
S 実際は映画とかと全く違うんだ。はい、自分で読みますね。でもまずはネットで検索してみます。・・・え?、先生、先生がYouTubeで本の内容を!