築山桂にきく 本のムコウの世界

私たち日本文学研究会は、2015年1月30日に時代小説家の築山桂氏を甲南大学にお招きしました。事前に読んだ築山桂氏の著書『禁書売り‐緒方洪庵 浪華の事件帳‐』『北前舟始末‐緒方洪庵 浪華の事件帳‐』を片手に、「築山桂にきく 本のムコウの世界」と題した座談会を開催しました。当日は参加者と共に、史実から小説が生み出される過程や、史実とフィクションとの関係、原作とドラマ化された映像との違いなどについてお聞きしました。(4回生・坂本恭介)

佐藤泰弘先生と古墳めぐり

私たち古代史班は、各々興味のある史跡に関して意見を交換し、行き先を決めます。そして、決定した史跡に関する勉強会を行ったうえ、現地に赴くという活動をしています。2014年12月23日に日本最大の古墳である大仙陵古墳を含む、大阪府堺市の百舌鳥古墳群に行きました。23日までに4回勉強会を行い、それぞれの古墳の概要を学んだり、地図を確認しました。この勉強会は学生が主体となってレジュメを作り、発表します。 百舌鳥古墳群には47基もの古墳がありますが、私たちは13基の古墳を巡りました。事前に学んだ知識のおかげで、よりいっそう古墳を楽しむことができ、充実した1日になりました。(3回生・南菜摘)

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留学体験記:イリノイ大学(米国)

私は、2014年8月から約半年間、語学留学としてアメリカのイリノイ大学に行きました。ブラジルやサウジアラビアなど、様々な国の人々と共に学ぶことができ、異文化に直接触れることができました。初めての海外生活で分からないことだらけでしたが、ホストファミリーや新しく出会った友達に支えられ無事に留学生活を終えることができました。この貴重な経験を今後に活かせるよう、残りの大学生活に励みたいと思います。(4回生・野村麻衣)

写真:アルマ・マータ像@イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校

 

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東谷智先生と『最後の一句』の地を歩く。

私たち日本文学研究会は、2014年11月13日に、大阪市内にてフィールドワークを行いました。森鷗外の小説『最後の一句』を読み、その小説の登場人物が実際に歩いた道を歩こう、という企画です。午前中は四ツ橋から西町奉行所跡をたどり、昔の町の様子を想像しながら歩きました。午後は大阪城・大阪歴史博物館に行って大阪の歴史を学び、小説のバックグラウンドの理解を深める一助となりました。 現在は築山桂氏による『緒方洪庵 浪花の事件帳』という小説を読んでいます。2015年1月30日には著者を囲んだ座談会を行う予定です。

(3回生・坂本恭介)  ※左は西町奉行所跡への道中

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横浜・鎌倉旅行 東谷智ゼミ

東谷ゼミでは二泊三日(2014年11月29日~12月1日)で、横浜と鎌倉へ行きました! 1日目と3日目は横浜を中心に、赤レンガ倉庫・山手洋館・横浜県庁・港や開港記念館・中華街などを訪れました。夜は中華の食べ放題でした♡ 2日目の鎌倉では、円覚寺・鶴岡八幡宮・高徳院・切通し・長谷寺を拝観しました。さらに、長谷寺では紅葉のライトアップを見ることができました! 3日のうち2日間は、雨が降り天候に恵まれませんでしたが、東谷先生に解説をして頂きつつ、有名どころをたくさん巡ることができました。横浜の文化や、鎌倉の歴史に思う存分触れることができ、内容の濃いゼミ旅行でした!(3回生・乙間優菜)

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アラビア語勉強会

アラビア語勉強会では、アラブ中世史を専門とする中町先生の指導のもとアラビア語の基礎を学んでいます。私達の最終目標は「アナと雪の女王」のテーマソングのアラビア語版を理解することです。2014年度の前期に名詞、形容詞を使った文章や疑問文の作り方を学び、現在は動詞の活用を学んでいます。勉強は配布資料と板書で行っています。今のところ参加人数は6人程度(2回~4回)です。勉強会は毎週金曜日の昼休みに、昼食をとりながら中町先生の研究室で行われています。興味のある人は気軽に覗きに来てください!(3回生・森本あかね)

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『地域社会における「藩」の刻印-津・伊賀上野と藤堂藩』

S 東谷先生、夏休みに『地域社会における「藩」の刻印-津・伊賀上野と藤堂藩』(藤田達生監修、三重大学歴史研究会編、清文堂出版)が刊行されたんですね。2009年の『藤堂藩の研究 論考編』(藤田達生監修、三重大学歴史研究会編、清文堂出版)、2012年の『伊賀市史』第5巻資料編・近世に引き続いて、また伊賀や藤堂藩に関する本ですね。

T 戦国武将の藤堂高虎が初代藩主の藩だね。高虎は、伊賀・伊勢両国(現三重県)に領地をもらった大名で、築城の名手として知られていて、大坂城は彼が設計したんだ。家康の懐刀として朝廷と交渉するなど、とても有能な政治家なんだよ。

S たしか高虎の果たした役割について、新説を出されたとか。

T うん、2009年の本と今年の本に書いているよ。

S どんな説かかいつまんで聞きたいけど、「勉強のため自分で読もう」と言われそうなんで、話を変えますね。2012年の本では何を書いているのですか?

T 藤堂藩に関する江戸時代の史料を収録した本だよ。作り始めてから8年くらいかかったかな。新聞にも取り上げられ、話題になったから覚えている人もいると思うけど。

S きっと忍者のことも載ってますよね。伊賀ということは。

T 幕末に来航した異国船に忍び込んで探索したと言われているけど、実際は幕府の役人が「忍者」を連れて案内したことが分かった。忍術を駆使していたわけじゃないんだよ。

S 実際は映画とかと全く違うんだ。はい、自分で読みますね。でもまずはネットで検索してみます。・・・え?、先生、先生がYouTubeで本の内容を!

 

甲南大学図書館

本学図書館棟は、あまたの大学や公共の図書館を手がけた鬼頭梓(1926-2008)建築設計事務所の設計により、総工費約14億をかけて1978年に竣工しました。「レンガをあしらった落ち着きのある外観の中にも、学園らしい若々しさと明るさを巧みに表現している」として1980年の第3回神戸市建築文化賞を受賞し、1993年には神戸建築百選の一つにも選ばれています。阪神大震災を乗りこえ耐震補強工事をおえた図書館は、現在、50余万冊の蔵書を擁し、年間延べ30万人ほどの学生・教職員等に利用されています。(稲田 清一)

(右は完成当時の写真です)

甲南大学図書館(1978年)