学園・大学

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教育に関する方針

教育基本方針、卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、学生受入れの方針

人間科学専攻

甲南大学大学院人文科学研究科人間科学専攻における教育基本方針

 甲南大学大学院人文科学研究科人間科学専攻は、環境・芸術・思想専修と心理臨床専修の各研究領域に関し、それぞれの領域の研究に必要な、先行研究の検討、目的に応じた研究計画立案、研究成果の伝達等についての基礎的な能力を修得するととともに、幅広い専門知識、高い倫理性、積極的な社会貢献への意志を有する人材の育成をめざします。【修士課程】では、教員、臨床心理士、博物館学芸員をはじめとして、現代社会の複雑な問題に柔軟に対応できる幅広い専門知識を備えた専門職業人・研究者の育成をめざし、【博士後期課程】では、現代社会の複雑な問題に広く、かつ、深く対応できる幅広い専門知識を備えた高度専門職業人、創造性豊かな自立した専門研究者の育成をめざします。

甲南大学大学院人文科学研究科人間科学専攻 修了認定・学位授与の方針

 甲南大学大学院は、大学院学則第1条に定める、甲南大学の教育精神に基づいて育成された一般的及び専門的教養を基盤として、学術の理論と応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、人類文化の向上発展と社会福祉の増進に貢献することを目的としています。

 人文科学研究科人間科学専攻においては、本研究科及び本専攻の教育基本方針のもと、下記の能力・資質を身につけ、社会及び学術の発展・向上に寄与できる人材の育成を教育目標とします。課程の修了にあたっては、本研究科の定める期間在学し、本専攻が定める課程修了に必要な単位を修得のうえ、論文等の審査及び最終試験に合格した者に修士(文学)及び博士(文学)の学位を授与します。

【修士課程】
  1. 環境・芸術・思想分野と心理臨床分野のどちらかに重点を置きつつ、一部、他の分野も学び、幅広い専門知識を備えた専門職業人としての実践能力、並びに、創造性豊かな研究能力を有しています。
  2. 理論的な専門的知識と併せて、実践的な専門的能力をも身につけ、高い倫理観と積極的な社会貢献への意志を備えています。
【博士後期課程】
  1. 環境・芸術・思想分野、又は、心理臨床分野において高度な研究能力を身につけ、先行研究を踏まえて、独創性、有用性、発展性を備えた優れた博士論文を執筆する能力を備えています。
  2. 研究者として環境・芸術・思想分野、又は、心理臨床分野の発展に貢献するとともに、高い倫理観と積極的な社会貢献への意志を備えています。
甲南大学大学院人文科学研究科人間科学専攻 教育課程編成・実施の方針

 人文科学研究科人間科学専攻では、学位授与の方針に掲げる能力・資質等を修得させるために、必要とする科目を体系的に編成し、演習、講義、実習のいずれか又はこれらを適切に組み合わせた授業を開講します。また、学位論文等の作成等に対する指導を行います。 加えて、修了認定・学位授与の方針と各科目の関係性及び到達目標を示すカリキュラムマップ、カリキュラムの体系性・系統性を示すカリキュラムツリーを提示し、カリキュラムの構造をわかりやすく明示します。

 カリキュラムは、到達目標に定める学生の知識・能力の修得状況を検証することにより、組織的かつ定期的に見直し・改善を行います。

 教育内容、教育方法、評価については以下のように定めます。

【修士課程】
1)教育内容

 人間科学専攻には、環境・芸術・思想と心理臨床の2専修を設置しており、各専修における高度専門職業人又は自立した研究者及び創造性豊かな人材として必要な能力を習得するため、それぞれの専門分野における知識、技能を身につけるための教育課程を編成し、実施します。一部、幅広い知識と視野の習得を促すため、他の専修の科目を配置します。心理臨床専修では、修士課程修了とともに臨床心理士資格審査の受験資格を取得できるよう教育課程を編成し、実施します。

2)教育方法
  1. 研究技量を身につけるための演習、専門知識を習得するための講義、専門技量を習得するための実習、又はこれらを組み合わせた授業を開講します。
  2. 理論的な修練と併せて、実践的な専門的能力と高い倫理性をも身につけるよう研究指導します。
  3. 研究指導は、演習や個別指導により実施します。
3)評価
  1. 単位の認定については、大学院学則第9条に基づき、筆記試験、口述試験、報告等及び各科目のシラバスに定める方法によって学期末又は学年末に評価します。
  2. 修士論文及び修士論文に代わる研究成果物の審査並びに最終試験は、本専攻の定める審査基準に基づく方法により行い、その結果に基づき合否を判定します。
【博士後期課程】
1)教育内容

 人間科学専攻には、環境・芸術・思想と心理臨床の2専修を設置しており、各専修における高度専門職業人又は自立した研究者として必要な能力を習得するため、それぞれの専門分野における知識、技能を身に付けるための教育課程を編成し、実施します。

2)教育方法
  1. 1)に掲げた教育内容を、授業及び研究指導によって行います。 
  2. 授業は、講義及び演習により実施します。
  3. 研究指導は、演習と個別指導により実施します。
3)評価
  1. 単位の認定については、大学院学則第9条に基づき、筆記試験、口述試験、報告等及び各科目のシラバスに定める方法によって学期末又は学年末に評価します。
  2. 博士論文の審査及び最終試験は、本専攻の定める審査基準に基づく方法により行い、その結果に基づき合否を判定します。
甲南大学大学院人文科学研究科人間科学専攻 学生受入れの方針
【修士課程】

 人間科学専攻では、哲学、芸術学、心理学のいずれかの研究領域における高度専門職業人または自立した研究者として必要な能力、専門知識に裏付けられた高い教養を有するとともに、専門的知識・技能の修得と人文諸科学を横断する学修を通じて得られた視野の広さを持ち、高い倫理観と社会貢献への意志を備えた人材を養成するため、下記の能力・資質・意欲をもつ学生を求めます。

  1. 哲学、芸術学、心理学のいずれかの研究領域における高度専門職業人として必要な能力を身につけるため、大学または相当する教育機関において、同分野に関する幅広く基礎的な学力を身につけている。
  2. 自立した研究者として必要な能力を身につけるため、基礎から応用までの幅広く高度な専門的知識や技能を、主体性を持って意欲的に身につけることができる。
  3. 広い視野を持ち、高い倫理観と社会貢献への意志を備えた人材となる意欲をもっている。
【博士後期課程】

 人間科学専攻においては、甲南大学の教育精神に基づいて育成された一般的及び専門的教養を基盤として、哲学、芸術学、心理学のいずれかの研究領域における学術の理論と応用を研究し、その深奥をきわめ、またはいずれかの分野で高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を持ち、人類文化の向上発展と社会福祉の増進に貢献する研究者を養成するため、下記の能力・資質・意欲をもつ学生を求めます。

  1. 哲学、芸術学、心理学のいずれかの研究領域における深く高度な専門的知識や技能を修得するため、大学院修士課程または相当する研究機関において、幅広く高度な知識と技能を身につけている。
  2. 高度な研究能力を身につけ、先行研究を踏まえて、独創性、有用性、発展性を備えた優れた博士論文を執筆する研究者となるため、深く高度な専門的知識や技能を、主体性を持って意欲的に身につけることができる。
  3. 哲学、芸術学、心理学のいずれかの研究領域の発展に貢献するとともに、高い倫理観を身につけ積極的に社会貢献する意欲をもっている。

入試区分ごとの評価方針 修士課程  / 博士後期課程

大学院における教育に関する方針、カリキュラムマップ、カリキュラムツリー