甲南映画祭‘25《災いに向き合う》

甲南映画祭'25のプログラムは全て終了しました。

ご来場いただいたみなさまには心より感謝申し上げます。
来年度もどうぞご期待ください。

なんぼーくん

甲南映画祭'25は、12月1日から12月10日まで開催されました。
初日は『典座ーTENZOー』の上映と、映画に出演された曹洞宗の僧侶・河口智賢氏 & 倉島隆行氏のトークが、ファヨル入江容子講師の司会で行われました。
ゲストのお二方、ご質問くださったみなさま、来場者のみなさま、ありがとうございました!

12月2日は『その街のこども』の上映をしました。2回の上映の間には井上剛監督にご登壇いただき、文学部英語英文学科の秋元教授と2名の学生有志によるトークイベントを行いました。

甲南映画祭2日目後半では、『わたしの居場所』の上映に続き、濱嶋仁美監督にご講演いただきました。
濱嶋監督からは神戸だけでなく福島や石川など被災各地での上映の様子も報告されました。
自らも被災された監督の体験談は、震災が長きにわたって多くの人生に影響している事実の重みそのものでもありました。

12月4日は『Kyoto, My Mother's Place』上映後、映画評論家の西田博至さんに解説いただきました。
西田さんによる”大島渚論”は、甲南映画祭の恒例イベントになっています。

12月4日2本目の上映は『関心領域』。
上映後、ナチズム研究の田野大輔教授による解説が行われました。

12月5日は『細雪』上映後、森年恵講師と森茂起名誉教授による解説が行われました。
阪神大水害やトラウマといった、従来指摘されることの少なかった観点から分析がなされました。

12月6日は安達もじり監督の「心の傷を癒すということ」を上映と、森茂起名誉教授による解説を行いました。
会場には安達監督もおいでくださり、ご挨拶をいただきました。「災いに向き合う」と題する特集7作品の最後を飾る映画の上映会として、願ってもない貴重な時間を共有することができました。

12月8日は1970年の大阪万博で公開された『1日240時間』(安部公房脚本・勅使河原宏監督)の上映と、友田義行教授による解説を行いました。
続いて、本学の教職員も出演する自主制作映画『大阪万博2023』を上映。出演者の野々口ちとせ教授がコメントしました。

12月9日は1970年大阪万博を調査研究する甲南大学生たちの姿を描いた映画で、本学で製作されたアート・ドキュメンタリー映画『EXPO’70前衛の記憶~アコを探して』(寺嶋真里監督)の上映と、寺嶋監督と川田都樹子教授によるトークを行いました。2025年大阪万博(関西パビリオン)でも公開された「本編(2024年制作)」と、新たに編集された「私家版・新編(2025年制作)/裏バージョン」も特別に上映されました。出演者の「踊るミエ」さん、甲南大OBの財田氏、大学院生の杉本さん、森茂起名誉教授と森年恵先生からもコメントをいただきました。

映画祭最終日、12月10日は、本学製作のアート・ドキュメンタリー映画『EXPO’70前衛の記憶~アコを探して』(寺嶋真里監督・2024年)と、『横尾忠則 万博を語る』(寺嶋真里監督・2024年)の上映が、京都(三条河原町)のFrame in VOXで上映されました。どちらも、2025年大阪・関西万博(関西パビリオン)で上映されたものです。この上映会は、美術評論家の室井絵里氏の企画により実現しました。上映後には、映画出演者(インタビュイー)でもある室井氏の司会で、寺嶋真里監督と川田都樹子教授とのトークセッションも行われました。

なんぼーくん

スケジュール

※ 作品名をクリックすると、映画祭学生スタッフによる作品紹介のページが開きます。

《特集テーマ 災いに向き合う》
12/1(月)
富田克也 監督『典座−TENZO』(2019年:62分)
12:00–13:30 上映
13:30–14:30 解説:河口智賢氏(曹洞宗 耕雲院副住職)
14:40–15:40 トーク:河口智賢氏 & 倉島隆行氏(曹洞宗 四天王寺住職)
 司会:ファヨル入江容子講師
15:40–16:40 上映

12/2(火)
井上剛 監督『その街のこども』(2011年:83分)
10:40–12:05 上映
12:05–13:05 トーク:井上剛監督、司会:秋元孝文教授
13:05–14:30 上映

濱嶋仁美 監督『わたしの居場所』(2024年:28分)
17:00–17:30 上映
17:30–18:30 トーク:濱嶋仁美監督、司会:友田義行教授

12/4(木)
大島渚 監督『KYOTO, MY MOTHER’S PLACE』(1991年:51分)
13:00–14:00 上映
14:00–15:00 解説:西田博至氏(映画評論家)、司会:友田義行教授

ジョナサン・グレイザー 監督『関心領域』(2023年:105分)
16:30–18:15 上映
18:15–19:15 解説:田野大輔教授

12/5(金)
島耕二 監督『細雪』(1959年:105分)
12:30–12:45 解説:森年恵講師「映画『細雪』について」
12:45–14:30 上映
14:40–15:00 解説:森茂起氏(甲南大学名誉教授)「甲南学園と災害」
15:00–15:30 ディスカッション

12/6(土)
安達もじり 監督『心の傷を癒すということ』(2021年:116分)
14:00–14:30 講演:森茂起氏(甲南大学名誉教授)、司会:中町信孝教授
14:30–16:30 上映

《万博映画ミニ特集》
12/8(月)
12:10–12:55 勅使河原宏 監督『1日240時間』(1970年:30分)
13:00–14:30 『大阪万博2023』(2024年:70分)
解説:友田義行教授

12/9(火)
12:20–14:30 寺嶋真里 監督『EXPO ‘70前衛の記憶〜アコを探して/本編&新編』(2024&2025年)
 トーク:寺嶋真里 監督 & 川田都樹子教授

12/10(水)
18:00–20:00 @京都FRAME IN VOX
 寺嶋真里 監督『EXPO ‘70前衛の記憶〜アコを探して』(2024年)/『横尾忠則 万博を語る』(2024年)
 トーク:室井絵里氏(美術評論家)、寺嶋真里監督、川田都樹子教授

ポスターデザイン:ファヨル入江容子

ポスターデザイン:ファヨル入江容子

お問い合わせ先:
甲南大学文学部事務室
bun@adm.konan-u.ac.jp
主催:甲南大学文学部(甲南映画祭実行委員会)

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