
当プロジェクトにて、本学の知能情報学部及び自然科学研究科知能情報学専攻の岳ゼミが成果発表を行い、審査員による審査の結果、岳ゼミに「優秀賞」が授与されました。
このプロジェクトは、加古川市と本学が神戸新聞社の協力のもと連携し、地域の課題を解決して地域活性化につなげる共同プロジェクトです。
岳ゼミ生の内の大学院2回生の住友千将さんをはじめとする、6名の学部4年生は、「『加古川市スマート情報発信システム』-システム構築と効果的な情報発信手法の確立-」と題した成果発表を行いました。
岳ゼミのチームは加古川市こども政策課の抱える情報発信に関する課題解決に向け、加古川市の子育てを中心とした生活に関する市政情報や市民の声を収集・統合し、効果的に発信する「加古川スマート情報発信システム」を構築しました。本システムでは、主に以下の機能を有しています。
● 子育てに関わる施設が視覚的に一目瞭然でわかる「子育て支援マップ」
● 遊び場や観光施設を利用者の気分に応じて検索可能な「市内の施設検索機能」
● 市政情報を1つに集約し、閲覧したい情報をリアルタイムに多言語に自動翻訳、情報提供が可能な「子育て情報まとめサイト」
これらの多様な機能によって、本システム一つで必要な情報を素早く入手できることができ、市民の方々にとってわかりやすく、満足度の高い情報発信が期待できます。
さらに、実証実験を行い、加古川市の方々に本システムを利用してもらい、多くの利用者から高い評価を受け、システムの有用性を示しました。
また、市のツイッターのデータを詳細に解析し、その結果から、時間帯毎におけるフォロワー活動率や、情報の発信時間と拡散率の関係性を見出し、一人でも多くの人に市の情報が伝わるよう、加古川市にとって最適な発信時間帯の提案を行いました。これによって、加古川市内外の方々に対する市の情報発信力向上が期待できます。
これらの成果が評価され、今後の実用化が期待されています。
〇関連HP〇
・甲南学園HP >>>
・甲南大学知能情報学部HP >>>
・甲南大学自然科学研究科HP >>>
・ 地域連携センター HP>>>
・知能情報学部/知能情報学専攻 岳五一研究室HP >>>