人間科学研究所 沼田恵太郎博士研究員が、新渡戸文化短期大学にて開催された日本感情心理学会第23回大会において優秀研究賞を受賞しました。発表題目は「恐怖はどこへ行った?―逆行阻止の生起メカニズムに関する実験的検討―」で、大学生を対象に情動条件づけの実験を行い、過去に獲得されたはずの恐怖反応が(教示や経験などの)意識の操作によって抑えられること、を示しました。
また同研究員は、名古屋大学にて開催された日本心理学会第79回大会において優秀発表賞を受賞しました。発表題目は「わたしの知らない素敵な「私」―閾下条件づけによる潜在的抑うつ認知の変容―」で、大学生を対象に閾下条件づけの実験を行い、目にもとまらぬ速さで提示される「私―素晴らしい」などのメッセージの反復が潜在的(および顕在的)な抑うつ感情を低下させること、を示しました。
なお、同学会では文学部人間科学科 福井義一教授と博士課程のゼミ生も同賞を受賞しました。
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