理工学部 生物学科/自然科学研究科/統合ニューロバイオロジー研究所で進められてきた線虫C. エレガンスの低温耐性のこれまでの研究成果が神戸新聞夕刊1面で紹介されました。
はじめに、甲南大 大学院博士後期課程で博士号を取得された3名の卒業生の研究が紹介されました。大西康平さんの新型温度受容体(GPCR)の発見(1)、岡畑美咲さんの低温耐性を増強させる抗がん剤の発見(2)、本村晴佳さんと太田茜 特任研究准教授の光受容ニューロンが温度を感知し腸を制御する研究です(3, 4) 。いずれも生物学科4年生の卒業研究から発展したものです。
続いて、線虫が人間と共通の遺伝子をもち、透明な体で「生きた試験管」と重宝されていること、線虫研究者6名がノーベル賞を受賞し医学に貢献していることが紹介されました。
また、大学院修士課程院生が生物学科4年生と線虫の遺伝子解析をする風景も紹介されました。最期に久原教授から、低温耐性の研究分野を極めることで、例えば移植されるヒトの臓器が現在よりも長時間、安全に保存できるようになれば人類の役に立てるかも知れないという夢が紹介されました。
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神戸新聞掲載記事(2024年6月15日)より抜粋
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