フロンティアサイエンス学部

生命化学科

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  • DEPARTMENT OF NANOBIOCHEMISTRY
生命化学科

各研究室紹介

ケミカルサイエンス
研究室 教員の研究分野
松井 淳
教授

機能性高分子研究室

高分子化学、生体機能関連化学、バイオセンサー

藤井 敏司
教授

生物無機化学研究室

生物無機化学、錯体化学、ペプチド、生体機能関連化学

村嶋 貴之
教授

有機合成化学研究室

有機合成化学、生体機能関連化学、機能性色素化学

甲元 一也
教授

生物有機化学研究室

有機化学、生体機能関連化学、酵素化学、糖鎖工学

バイオサイエンス
研究室 教員の研究分野
西方 敬人
教授

分子細胞発生学研究室

発生学、腫瘍学、ガン治療、自然免疫

川上 純司
教授

遺伝子薬学研究室

核酸医薬、RNA工学、遺伝子工学

長濱 宏治
教授

生命高分子科学研究室

高分子化学、生体材料学、細胞工学、医科学

川内 敬子
准教授

腫瘍分子生物学研究室

分子生物学、腫瘍生物学、生物物理学

ナノバイオサイエンス
研究室 教員の研究分野
中野 修一
教授

バイオ分子機能研究室

物理化学、核酸化学、生体機能関連化学、分子生物学

三好 大輔
教授

分子設計化学研究室

生体機能関連化学、核酸化学、生物物理化学

臼井 健二
准教授

バイオ計測化学研究室

生体分子工学、生体機能関連化学、タンパク質・ペプチド工学

ナノサイエンス
研究室 教員の研究分野
赤松 謙祐
教授

ナノ材料化学研究室

ナノ材料化学、無機化学、電気化学

鶴岡 孝章
准教授

無機光化学研究室

光化学、ナノ複合化学

髙嶋 洋平
准教授

機能システム化学研究室

有機ー無機ハイブリッド材料、自己組織化

研究室紹介

腫瘍分子生物学研究室
川内 敬子准教授

基礎研究だけでなく、治療技術開発のがん研究にも挑戦

がんによる死亡者数が年々増えている理由の一つが、抗がん剤治療で死滅しないがん細胞。私たちは、がん細胞の形や細胞の中にあるさまざまな構造体の形に注目して、抗がん剤治療への耐性の仕組みを明らかにし、がん細胞を死滅させる方法の開発を進めています。これまでの研究で作成した、がん細胞を死滅させることができる薬剤の医療応用をめざし、がんへ送達する技術の開発など、がんの再発を防ぎ、再発した場合でも効果を示す新しい治療法を提案していきます。
基礎研究だけでなく、治療技術開発のがん研究にも挑戦

MESSAGE

フロンティアサイエンス学部では、医療研究の幅広い学問を学べます。
私たちと一緒に、新しい社会を切り開きましょう。
バイオ計測化学研究室
臼井 健二准教授

世界でただ一つのペプチドを作り社会に役立てよう

ペプチドとは小型のたんぱく質です。たんぱく質はアミラーゼなどの酵素のように、生体内のさまざまな役割を担っています。化学合成でこのペプチドを作製し、人工の化合物なども結合させることで、世界でただ一つのオリジナル機能を持ったペプチドを合成することができます。唾液などの体液から病気の診断をしたり、化粧品や化成品に含まれるアレルギー性物質を検出するなど、社会に役立つ薬や材料、検出装置などの開発につなげています。
世界でただ一つのペプチドを作り社会に役立てよう

MESSAGE

社会に役立つ、世界でここだけのペプチドを考え、合成し、世に出せるのが、この研究室の魅力。一緒に挑戦していきましょう!
ナノ材料化学研究室
赤松 謙祐教授

エネルギーに貢献できる最先端のナノテクノロジーを

私たちの研究室では熱エネルギーを電気エネルギーに変える装置や材料の開発など、エネルギー変換材料やプロセスに関する研究を、環境に優しい材料を使って進めています。将来的には排ガスを出さない自動車や、極めて長持ちする電池の開発につなげることも意識した、エネルギー問題に貢献できる研究です。教員3名による3つのグループ合同で研究室を運営しているので、分野の異なる専門家の意見を聞くことができる環境も整っています。
エネルギーに貢献できる最先端のナノテクノロジーを

MESSAGE

世界一の性能をめざして、新しい合成方法の開発にチャレンジしています。一緒に最先端の研究を進めていきませんか。
生物有機化学研究室
甲元 一也教授

生物の仕組みに倣った新しい発想のものづくり

食品や化粧品、薬に混ぜる成分の中には、もっと多く溶けると効果が飛躍的に上がるものがあります。しかし、成分が水に溶ける量には限界があり、私たちの研究室では、その限界量を増やす“溶かす技術”を開発することによって、食品や化粧品、医薬品をより良くすることに挑戦しています。2023年1月には、甲南大学発の第1号ベンチャーである株式会社B-Labを設立。研究から製品づくりまでを一貫し、新しいものづくりに取り組んでいます。
生物の仕組みに倣った新しい発想のものづくり

MESSAGE

身につけた知識をつなぎ合わせアイデアを創る発想力で、食品や化粧品、医薬品の未来を変える研究に取り組むことができます。
化学とバイオの融合した学びに
大きな刺激を受ける日々

フロンティアサイエンス学部 生命化学科 1年次 
西川 奏さん
大阪府・箕面自由学園高校出身

フロンティアサイエンス学部 生命化学科 1年次 西川 奏さん 大阪府・箕面自由学園高校出身
Q実際に入学してみての学部の印象は?
自分の好きな化学について、基礎原理から応用まで広く深く学べる学部であると感じています。また入学して生物系の授業を受けたことで、自分たちの体の中で起きている複雑な事象について知るとともに化学と融合した最先端の研究が進んでいると知り、バイオ方面にすごく興味が湧きました。
Qこの学部ならではの「良さ」は何だと思いますか?
ポートアイランドにあるFIRST専用のキャンパスで、少人数での教育が行われていることです。先生方が親身に学生を指導くださり、友だちや先輩たちとの交流も活発で、学びの時間もリラックスタイムも充実した大学生活を過ごしています。入学後1年で、学年の半分ぐらいの同級生と友だちになりました。
ドラッグデリバリーの
知識を応用することで
安全なサプリメントを開発したい

フロンティアサイエンス学部 生命化学科 2年次 
髙場 いずみさん
姫路市立姫路高校出身

フロンティアサイエンス学部 生命化学科 2年次 髙場 いずみさん 姫路市立姫路高校出身
Q卒業後の将来の目標について教えてください
安心安全で、効能の高いサプリメントを開発するのが私の目標です。私の父がボディビルをしており各種の栄養補助食品を飲んでいたことから、以前よりサプリに関心を抱いていました。入学後、授業で薬剤を体内の目的の場所に到達させて効率よく機能させる「ドラッグデリバリー」という概念を知り、「それをサプリにも応用したい」と考えるようになりました。サプリや食品への関心から、現在は植物や海産物に含まれるアミノ酸の一種「ベタイン」の食品や化粧品などへの活用を検討する研究室に入っています。将来の夢をかなえるための勉強に、研究を通じて取り組んでいきます。
「なぜそうなるのか」を追究
企業との共同研究にも参加

フロンティアサイエンス学部 生命化学科 3年次 
仲井 拓真さん
兵庫県立農業高校出身

フロンティアサイエンス学部 生命化学科 3年次 仲井 拓真さん 兵庫県立農業高校出身
Q大学に入って学ぶ中で成長を感じたことは?
論理的な思考力が身についてきたと感じています。フロンティアサイエンス学部は1年次のころから実践的な実験を繰り返し「なぜそうなるのか」を学生一人ひとりが追究します。研究室に配属になってからは、効率よく実験を行っていくために事前に計画をしっかり立てることの大切さも学びました。
Q大学生活の中でターニングポイントになった体験は?
所属する生物有機化学研究室での学内アルバイトで、企業の方との共同研究に携わったことです。先方との会議を聴講したり、実験をともに進める経験で、企業における研究のやり方と、しっかりとした実験計画を遂行していく大切さを知りました。この経験は就職活動にも大いに生きると思います。
がんを抑制する遺伝子を研究
将来は研究者として働きたい

フロンティアサイエンス学部 生命化学科 4年次 
李 先民さん
カナダ St. John Brebeuf Regional Secondary School出身

フロンティアサイエンス学部 生命化学科 4年次 李 先民さん カナダ St. John Brebeuf Regional Secondary School出身
Q本学部に入学した理由はなんですか?
小学生のころに日本で数年暮らし、日本の大学で学びたいと考えました。本学部に入学したのは生物と化学が一緒に学べることが魅力的だったからです。3年次から配属の研究室では、がんを抑制する働きをするp53という遺伝子の立体構造や機能を研究しながら、最先端の知識を学んでいます。
Q入学後のキャンパスライフについて教えてください
来日当初は友だちができるか心配でしたが、一緒に実験したりマイラボで過ごすうちに何人もの親しい友人ができました。学部生のうちから学会に参加できるのも他の大学にはない本学部の良いところです。将来は学んだ知識を生かし日本企業で研究者として働きたいと考えています。

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