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開講ゼミ紹介

職位 教員の研究分野 ゼミテーマ
山田 純子 教授

会社法

商法の重要問題について理解を深める。(中級レベルの事例問題を解けるようになる。)

濱谷 和生 教授

現代経済法の諸問題

現代の経済社会を取り巻く問題点や課題等について、独禁法・競争政策を中心に据えつつ考察する。

中井 伊都子 教授

国際法

模擬裁判を通じて国際紛争への国際法の適用の可能性を検討する

金ムンスク 教授

国際私法

近時社会の国際化の進展に伴い生じる法的問題の解決について、国際私法上の論点を検討

山本 真知子 教授

会社法

会社法について具体的な事例を題材に理解を深めていく

池田 佳隆 教授

国際政治学

現代の国際社会の諸問題の考察

桑岡 和久 教授

民法(消費者契約)

契約や相続など、日常の生活にも関わる民法の問題を扱う

住田 英穂 教授

民法(財産法)

財産法の重要論点について深く掘り下げ判例を分析・批評し、民法学史上、重要な論文に接していく

阪上 眞千子 教授

西洋法史

ヨーロッパの法文化と歴史

金丸 義衡 教授

民法(契約責任)

財産法の重要問題について、判例の分析および主要学説などの検討を行う

田中 誠人 教授

民事手続法

民事訴訟法を中心とした判例および論点についての解釈論的研究

櫻井 智章 教授

憲法

憲法の主要問題について、判例・政府見解に即して検討する

岡森 識晃 教授

行政法、環境法

環境問題を法的視点から分析する

笹倉 香奈 教授

刑事法(刑事訴訟法)

刑事訴訟法の主要な論点・判例を検討する

小畑 俊太郎 教授

西洋政治思想史

政治をめぐる諸問題を歴史的かつ哲学的に考察する

早瀬 勝明 教授

憲法

憲法判例を素材とした現実の事案と哲学を含む理論の架橋

尾原 宏之 教授

日本政治思想史

日本政治の特質と問題を歴史的な視点で検討する

松原 英世 教授

刑事政策学

刑事政策学や犯罪学の諸研究を通して研究の方法を学ぶ

篠原 永明 教授

憲法

憲法の主要問題に関する学説の分析

竹内 健互 教授

刑法

刑法の解釈と適用のあり方について判例と学説を読み解きながら検討する

橋口 祐介 教授

民法(財産法)

民法の現代化について調査・検討を行う。

森永 真綱 准教授

刑法総論・各論全般

刑法の判例・学説を分析する

平野 淳一 准教授

政治学(地方政治)

日本の首長選挙の分析

三谷 宗一郎 准教授

行政学

日本の政治・政策過程について調査・分析する

益澤 彩 講師

民法

民事に関する重要判例の研究

ゼミ・研究紹介

刑法
竹内 健互教授

ゼミでの学び合いを通して、社会で求められる実践的スキルを

刑法の「共犯論」や「刑罰論」を中心に研究を行っています。犯罪といえば単独実行のイメージが強いですが、実際には1つの犯罪に複数の人がかかわる場合も多く、他人を手助けしたり、裏で人を操ったり、一緒になって犯罪を実行したり、共犯にもいろいろなタイプがあります。なぜ国家は刑罰を科すことが許されるのかという問題についても、新しい考え方をふまえながら研究しています。学び合いを通して、社会のあり方について「自分の頭」で考える力を磨いていきましょう。
ゼミでの学び合いを通して、社会で求められる実践的スキルを

POINT

■ 聞き手の納得や共感を引き出す伝え方や、社会のあり方について自分の頭で考える力を磨く
■ 法律が適用されるリアルな現場を自分の目と耳で体験する、刑務所などの刑事施設参観も実施

MESSAGE

ゼミで最も大切にしているのは、互いに学び合う姿勢です。法律学は、相手を説得する学問。自分の考えや感情に理屈や論拠を添える、社会人に必要なスキルも身につけましょう。
日本の統治構造を学ぶ
三谷 宗一郎准教授

映画やドラマなどの題材から日本の政治・行政を見つめる

公共政策がつくられる過程を研究しています。ゼミでは映画、ドラマ、ドキュメンタリー、小説、ルポルタージュなどを題材として取り上げ、中央政府や地方自治体の実態について、政治学・行政学・公共政策学の観点から理解を深めます。日本の政治・行政は、どのような人々や組織が担っているのか。どのように作動し、どのような問題を抱えているのか。題材とする作品・文献を楽しみながら描写や記述を丁寧に掘り下げ、政治や行政が抱える問題の構造を見つめます。
映画やドラマなどの題材から日本の政治・行政を見つめる

POINT

■ 映画やドラマ、ドキュメンタリーなどの身近な題材から、行政学・公共政策学の理論・概念を学ぶ
■ 日本の政治・行政が抱えている問題の構造を研究し、今後の統治構造の改善に生かす

MESSAGE

みなさんに養ってほしいのは、自分の頭で考える力。疑問を抱いたら、どんなに些細なことでも大切に育み、知的好奇心を動員して、徹底的に追究していきましょう。
ワインと行政法
岡森 識晃教授

ワインと行政法の関係を甲南大学で研究!?

レストランやスーパーでよく見かけるワイン。一見、法とは関係なさそうですが、ヨーロッパではワインの格付けが法令で定められており、行政法と密接な関係があります。ヨーロッパにはどのようなワインの格付けがあるのか。日本にはワインの格付けがあるのか。それらの情報はワインのどこに記載されているのか。本ゼミでは1年を通して、ワインの知識とともに、ワインと行政法にどのような関係があるのかを研究しています。
ワインと行政法の関係を甲南大学で研究!?

POINT

■ 堅苦しいイメージもある行政法を、私たちの日常生活に関係する身近な法としてとらえ、研究する
■ 膨大な研究成果の中から情報を取捨選択し、パンフレットにまとめる

MESSAGE

講義で学んだ法の知識が、社会で起きている問題や運用されている制度とどのように関係しているのかを学び、さまざまな事柄を法的視点から考える思考力を身につけましょう。
民事手続法
田中 誠人教授

相対する「正しさ」を分析し自分なりの意見を伝える力を

財産権などの個人と個人の諍いについて、裁判所に判断してもらい解決をめざす手続が「民事訴訟」です。私たちが研究しているのは、民事訴訟をはじめとして、裁判所で行われる手続についての法律です。こうした「民事手続法」について、議論になっている論点を中心に、どのように考えるべきか、それはなぜかを検討します。対立する問題を分析し、自分なりの意見をまとめ、それを他者に伝え説得する「リーガルマインド」を身につけていきましょう。
相対する「正しさ」を分析し自分なりの意見を伝える力を

POINT

■ 対立する問題点を分析し、意見を伝え説得する中で、リーガルマインドを身につける
■ 生活に密着した民事法の学びから、社会の仕組みについての知識を深める

MESSAGE

民事法では、どちらにも言い分がある対立した2つの意見を、法律という視点でとらえ直すことが重要です。法律の考え方を知り、社会の仕組みの知識を深めていきましょう。
学部学科を超え、
教職員の枠も超え
大学全体の
強いつながりが一番の魅力

法学部 法学科 3年次 片山 拓哉さん
兵庫県立姫路西高校出身

法学部 法学科 3年次 片山 拓哉さん 兵庫県立姫路西高校出身
Qラーニング・アシスタントはどんな活動を?
ラーニング・アシスタント(LA)の主な活動は、グループ学習のサポーター。ディスカッション中に的確なアドバイスをくれた先輩に憧れ、私も2年次からLAを始めました。法学部の学生だけでなく学部・学科を超えた仲間とチームを組み、さまざまなイベントの企画運営や広報活動なども行っています。
Q甲南大学らしさを感じた経験は?
オープンキャンパスでは楽しみながら大学について紹介する「甲南生とパネルアタック!」というクイズ大会を企画。学生スタッフはもちろん、職員の方々や先生方、学長にも出題協力をいただくなど、ミディアムサイズの大学ならではのつながりの強さに支えられ、参加者にも喜んでもらえました。
大学での学びや出会い、
貴重な経験を通じて、
柔軟な考え方ができるように

法学部 法学科 4年次 坂井 愛美さん
兵庫県立加古川西高校出身
大阪国税局に国税専門官として採用

法学部 法学科 4年次 坂井 愛美さん 兵庫県立加古川西高校出身 大阪国税局に国税専門官として採用
Q印象に残っている学びはなんですか?
法廷教室で行った「模擬裁判」です。私は主席検事役になって被告人の有罪を立証。取り調べや資料作成も実践的で、人生で一番大変な時間でしたが、とても貴重な経験ができました。法律を「知識として知っている」ことと「実際に運用する」ことの違いに気づけたのもよかったです。
Q高校と大学の勉強は違うと感じますか?
高校までは問いに対する答えがほぼ一つでしたが、大学での勉強では、正解は一つではなく、自分で情報を集めて多角的な視点から導くものと知りました。今まで「善と悪」「白と黒」と決めつけがちでしたが、えん罪研究が専門の笹倉香奈先生と出会い、対話を通じた相互理解の大切さも学べました。
専門性の高い法学の学びと
部活動との両立にがんばっています

法学部 法学科 2年次 池田 歩乃佳さん
香川県立高松商業高校出身

法学部 法学科 2年次 池田 歩乃佳さん 香川県立高松商業高校出身
Q特に印象に残った授業は何ですか?
2年次に受講した「自治体のしくみと仕事」という授業です。神戸市の職員の方から直接貴重なお話を聞くことができました。公務員の仕事の幅広さを知ると同時に、これまでに学んださまざまな法律が実際の社会とつながっていることを実感し、より興味深く学べるようになりました。
Qこれからの学びで楽しみなことは?
現在「スポーツ・健康プログラム」にエントリーしています。必要な単位を修得すればコーチングアシスタント資格試験にも挑戦できるので、女子陸上競技部の活動にも生かせると思っています。3年次から始まる田中ゼミでは、民事訴訟法についてのディベートがとても楽しみです。
暗記ではなく、理解すること
それが法律を学ぶ面白さです

法学部 法学科 1年次 山内 知暉さん
兵庫県立高砂高校出身

法学部 法学科 1年次 山内 知暉さん 兵庫県立高砂高校出身
Q今、力を入れている授業や活動は?
「アドバンスト・ゼミⅠ」の授業です。実際にあった裁判をテーマに、要点を深く掘り下げたり、判決に対する自分の考えを発表したりと、少人数ならではの濃密な時間が過ごせています。法律にかかわる公務員をめざす学生を対象としているので、将来につながる学びだと感じられる点も励みになります。
Q大学で法律を学ぶ中で気づいたことは?
高校までの勉強と違い、暗記ではなく理解することが重要だと気づきました。法律や判例の意味や要点を理解するのは難しいですが、別の法律や判例とのつながりにも考えを巡らせ、思考力を鍛えています。勉強のしかたは変わりましたが、先生方はもちろん先輩方にも質問しやすいので、とても心強いです。

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