学園・大学

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教育に関する方針

教育基本方針、卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、学生受入れの方針

グローバル教養学環

甲南大学グローバル教養学環(学士課程)における教育基本方針

 甲南大学グローバル教養学環は、創立者である平生釟三郎の教育理念のもと、複数言語の運用能力とグローカルに課題解決を図るための知識と技能を身につけ、異文化と多様性の中で文化や言語の壁を越えて、世界の人々と協働する力を養います。それにより、多様な価値観が並び立つ予測困難な時代において、グローバル社会や地域社会の様々な課題解決に取り組む人材として、社会の第一線で活躍できる高潔で意欲的な人物を育成することを目指します。

甲南大学グローバル教養学環(学士課程)における卒業認定・学位授与の方針

 甲南大学では、学生一人ひとりの天賦の特性を啓発し、人物教育率先の甲南学園建学の理念を実現することを目的としています。グローバル教養学環の教育基本方針のもと、複数言語圏での海外学習を経験し、かつ卒業必要単位数130単位以上(基礎共通科目18単位、外国語科目8単位、保健体育科目2単位、専門教育科目102単位以上)を修得し、次の能力・資質を身につけた学生に学士(グローバル教養)の学位を授与します。

  1. 自ら率先して社会に貢献し、社会人に求められる責任感と倫理観を意識することができ、自らを律し、他者と協調・協働することができます。
  2. 天賦の特性を自ら伸ばして活用する意志と能力を有しています。
  3. 人文科学・自然科学・社会科学に関する基礎的教養、自己の能力、資質を社会生活で活用し得る基本的な技能及び自己の健康増進に関する技能を有しています。
  4. 多様な文化と言語背景を持つ人々と関わり、協働することを可能とする複数の言語運用能力を有します。
  5. 異文化間の機微を察知して葛藤を未然に防ぐ異文化間調整能力を有します。
  6. 課題解決に必要な社会科学の知識と文理横断的な知識と技能を有し、論理的思考力を有します。
  7. 現代社会の問題に対し国際的な視野をもって的確な問いをたて、グローカルに問題解決をはかる能力を有します。
甲南大学グローバル教養学環(学士課程)における教育課程編成・実施の方針

 グローバル教養学環では、卒業認定・学位授与の方針に掲げる能力・資質などを修得させるために、基礎共通科目、外国語科目、保健体育科目、キャリア創生共通科目、専門教育科目及びその他必要とする科目を体系的に編成し、講義、演習、実習若しくは実技のいずれか又はこれらを適切に組み合わせた授業を開講します。①学生一人ひとりの顔が見える少人数クラス、②基礎・応用・発展の積み上げ方式による段階的学修、③複数の言語圏への留学による異文化体験、④問題解決能力と国際教養の知識による系統的学修の考え方で教育課程を編成し、実施します。

 また、卒業認定・学位授与の方針と各科目の関係性及び到達目標を示すカリキュラムマップ、カリキュラムの体系性・系統性を示すカリキュラムツリーを提示し、カリキュラムの構造をわかりやすく明示します。

 カリキュラムは、各科目において学生が修得したGPA及び到達目標に定める学生の知識・能力の修得状況を集計し、その集計値を検証することにより見直し・改善を行います。

 教育内容、教育方法、学修成果の評価については以下のように定めます。

1)教育内容
  1. 初年次から4年次まで継続する演習科目ゼミにより、基礎的な読解力、表現力、コミュニケーション力、問題解決能力を養成します。
  2. 英語および第2外国語によるコミュニケーション能力を育成する科目や異文化理解について学ぶ科目を配置します。
  3. 全学共通科目である、建学の理念と専攻分野以外の領域を含む幅広い基礎的知識を学ぶ基礎共通科目を配置します。
  4. 交換留学、奨励留学、海外語学講座を始めとする留学プログラムを配置します。
  5. 各自の天賦の特性と専攻分野に関する知識を社会でどのように生かしていくのかを考えるとともに、社会で活用できる力を身につけるため、キャリア教育並びにキャリア形成支援を1年次から4年次まで継続的に実施します。
  6. 企業や行政等との地域連携による実践PBL科目を始めとして、グローカルな視点で学びを深める科目を配置します。
  7. 卒業論文あるいは課題研究プロジェクトにより、留学をはじめ、在学中に学んだことを集大成します。
2)教育方法
  1. 1)に掲げた教育内容を身につけるために、講義、演習のいずれかにより又はこれらの併用により授業を実施します。
  2. 論理的思考力、伝えたい内容を適切に表現し伝達する能力、問題解決力を養成するとともに、他者と協調・協働し、自ら率先して社会に貢献し、社会人に求められる責任感と倫理観について学ぶために、学生一人ひとりの顔がわかる少人数で学生参加型の実習・演習などを重視したクラス編成を行います。
  3. 授業の実施においては、考える力や洞察力を涵養するために、発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習、グループ・ディスカッション、ディベートなどを中心としたアクティブ・ラーニングを積極的に活用します。
  4. 成績評価をGPAで表示するとともに、学位プログラムごとの到達目標と各科目の関係を明確にし、知識・能力の習得状況を学修ポートフォリオを通じて学生にフィードバックします。
3)学修成果の評価

 学生の学修成果についての評価方法を各科目のシラバスで示し、その方法に従って評価します。

甲南大学グローバル教養学環(学士課程)における学生受入れの方針

 グローバルな社会において、多様性を受容し他者と協働する能力を持ち、本学の理念である「世界に通用する人物」を希求する学生を求めます。特に本学位プログラムでは、大学での学びと共に複数の言語圏への留学を通して得た異文化体験による学びを活かし、様々な課題に新しい解を生み出し、社会に貢献する主体的な人材を養成するため、下記の能力・資質・意欲をもつ学生を積極的に受け入れます。

  1. 高等学校または相当する教育機関において、国語、外国語の基礎力と、高等学校で修得すべき文理の基礎的知識を身につけ、論理的な思考ができる。
  2. グローバルな課題について強い知的関心を有し、本学での学び、留学体験を生かして、問題を発見し、解決しようとする意欲があり、共生社会に貢献できる。
  3. 自らの学習と他者との対話の中で、自分の考えを発信し、実践する意欲をもっている。

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学部・学科における教育に関する方針、カリキュラムマップ、カリキュラムツリー