理工学部

機能分子化学科

  • 理工学部
  • 機能分子化学科
  • DEPARTMENT OF CHEMISTRY OF FUNCTIONAL MOLECULES
機能分子化学科
機能分子化学科
次世代の素材を創成することで、
現代社会が抱える問題を解決する。

エネルギーや資源、環境等の諸問題に、機能性材料の開発で貢献する機能分子化学。この分野で活躍するために自然科学の基盤、自立的思考力や問題解決能力、工学的応用力等を身につける学科です。

学科ニュース

POLICY 機能分子化学科で身につく力

  • 1

  • 社会人に求められる責任感と倫理観、自己管理能力と協調性。

  • 2

  • 天賦の特性を自ら伸ばして活用する意志と能力。

  • 3

  • 人文科学・自然科学・社会科学に関する基礎的教養、自己の能力·資質を社会生活で
    活用し得る基本的な技能及び自己の健康増進に関する技能。 

  • 4

  • 無機化学、分析化学、物理化学、有機化学、高分子化学、材料化学など
    化学の基幹分野に関する基本的な知識。

  • 5

  • 自分の考えを論理的にまとめ、相手にわかりやすく伝えるコミュニケーション能力及び
    プレゼンテーション能力。

  • 6

  • 自立的かつ論理的な思考に基づいて問題を発見し、情報の整理・分析を行い問題を解決する能力。

太田 智也さん 4年次 兵庫・兵庫県立西宮高校出身
実験を通じて身につけた能力を
世界のために役立てたい。
東日本大震災の際に生じた電力不足に衝撃を受け、エネルギーについて学びたいと考えて理系への進学を決めました。高校で感じていたのが、実験の少なさに対する不満。知識を得るだけでなく、実験を通して体感し、自分のものにしたいという思いが常にあったのです。本学科は実験の機会に恵まれており、まさにわたしの求めていた学びが実現できています。現在取り組むテーマは、水と光エネルギーを活用した新たなエネルギーの生成。化石燃料に代わるエネルギーの開発に貢献し、世界の役に立つことが目標です。
太田 智也さん 4年次
兵庫・兵庫県立西宮高校出身
Methods

成長を引き出す甲南大学の教育
学生実験科目

年次ごとにステップアップする構成で、研究者としてのスキルを確実に磨く。

無機化学、分析化学、物理化学、および有機化学分野の化学実験を通じて、将来技術者・研究者として活躍するための実践的な技術と知識を身につけるため、本学科の学生実験科目では、実験(体験)を積み重ねることができるように構成されています。1年次は「教わって実験ができるようになるため」の入門的な実験をおこない、2年次では「自分一人で実験計画を立てて、それを実践するための知識と技術を習得する」ための専門的な実験に移行します。3年次では、「協働力を養うために、グループでおこなうより高度な実験」に移行します。

PICK UP

学修相談

「分からない」を残さない。
大学での学びをサポート。

リメディアル事業の一環として「学修相談」を前期後期の期間中に開講しています。学生が持ち込んだ通常の講義や実験等で理解できなかった内容を教員が解説する「個人塾」のような役割をしています。過去の相談内容はデータベース化されており、webを通じてどこからでも閲覧できます。また、昨年度から学部4年次による「学生による学修相談」も始めました。機能分子化学科での学生生活を続けてきた先輩と直接話ができるので、とくに新入生(1年次)にたいへん好評になっています。

一生使える「実験データを正しく扱う方法」を身につける

山本 雅博 教授

1年次(機能分子化学実験入門)および3年次(機能分子化学実験B)を担当しています。実験入門では、測容器の検定をテーマとして、実験操作が正しく行われているのかを測定値の統計処理を行って確認をしています。実験Bでは、1年次で学んだ統計処理に加えて非線形重み付き最小二乗法を使って、ある曲線関係から物理量とその誤差を求めることも行っています。これらの実験を通じて、一生つかえる「実験データを正しく扱う方法」を取得できると自負しております。

教員免許と各種の資格

学部の専門性に応じ、必要な科目を履修することで、在学中にめざせる資格はさまざま。教員をめざす学生には教職教育センター、学校ボランティア・インターンシップの紹介や、教員採用試験対策プログラムなどを用意して、手厚くサポートしています。希望者には小学校の教員免許取得プログラムもあります。
教員免許*(中学) 中学校教諭一種免許
(理科)
教員免許*(高校) 高等学校教諭一種免許
(理科)
資格 毒物劇物
取扱責任者**
受験可能資格 甲種危険物
取扱者***
その他 司書
司書教諭

*教員免許を取得するための単位の取得が必要です。

**本学科の卒業生は、学校教育法に規定する大学において応用化学に関する課程を修了した者(理工学部・化学科卒)に該当致しますので資格が与えられます。この資格に直接対応する免許証・資格証は存在せず、実際に毒物劇物取扱責任者を届出る際に本学科卒業を証明する書類を提出する必要があります。

***大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者に受験資格が与えられますので、在学中から試験を受けることができます。甲種危険物取扱者は国家資格であり、一般財団法人消防試験研究センターが行う試験は例えば兵庫県なら年5回程度おこなわれます。甲種危険物の試験の合格率は30-40%です。高校数学,物理,化学からも出題されます。参考書・問題集(salaco centerでご覧下さい)をよく勉強して受験してください。有料の通信教育をうけて受験する方法もあります。

関連リンク