理工学部

宇宙理学・量子物理工学科

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  • 宇宙理学・量子物理工学科(2026年度設置構想中)
  • DEPARTMENT OF PHYSICS
宇宙理学・量子物理工学科(2026年度設置構想中)

各研究室紹介

量子物理工学コース

研究分野 教員名 研究テーマ
光物性工学
青木 珠緒 教授

有機半導体の光応答の研究

光・量子エレクトロニクス
市田 正夫 教授

低次元系における非線形光学応答の研究

半導体工学

梅津 郁朗 教授

ナノ構造半導体の創成と再生可能エネルギー材料への応用

スピンエレクトロニクス
小堀 裕己 教授

スピンエレクトロニクスに関連した多機能デバイス材料の物性探索

量子物性理論

髙吉 慎太郎 教授

レーザーによる動的現象・物性制御の理論的研究

量子マテリアル
山﨑 篤志 教授

電子構造から新奇量子相や相転移の起源を解明

宇宙理学コース

研究分野 教員名 研究テーマ
原子核物理
秋宗 秀俊 教授

極限状態における原子核の物性

理論天文学
井上 剛志 教授

星の形成環境や超新星爆発の理論的研究

天体物理学
須佐 元 教授

初期宇宙での星・銀河の形成の理論的研究

X線・ガンマ線天文
田中 孝明 准教授

観測で解き明かす宇宙高エネルギー現象

宇宙粒子物理学
山本 常夏 教授

宇宙の高精度観測と爆発現象の研究

研究紹介

理論天文学研究室
井上 剛志教授

理論天文学と観測天文学、両方の研究者と
多角的に宇宙に挑めるのは甲南だからこそ!

小学生のころに宇宙に興味をもち、宇宙研究ができる大学から大学院へ。数百光年先で百万年以上の時間をかけて起きている宇宙の進化を理解したくて、今もなお研究を続けています。思ったとおりの結果になるとそこで研究終了!なので、そうならない方が、その理由を検証するという新しい研究につながるので面白いですね。理論天文学の研究環境は、どこの大学からもスーパーコンピュータ「富岳」や国立天文台の研究所にアクセスできるので、それほど大きな差異はありません。ただこの学部には、観測天文学の研究者と学生もいるので、理論と観測の両方を見据えた研究ができます。理論で導き出した現象を実際に観測したり、観測データを計算して理論的に実証したり。横断的な研究がしやすい環境が、ここならではの魅力だと思っています。
井上 剛志教授

ADVICE

星が好き。宇宙に興味がある。オープンキャンパスで見た宇宙のコンピュータグラフィックスがすごかった。研究の入り口に立つ条件は「好き」だけでOK!宇宙に関する研究テーマは無限。どれだけの熱意と時間をかけて取り組み続けられるかは、入学後の自分次第です。
専攻分野の知識だけでなく、
人間力も鍛えられる大学です

理工学部 物理学科※ 4年次※ 藤原 拓未さん
大阪府・箕面自由学園高校出身
※2026年度より宇宙理学・量子物理工学科に改組。学年、所属などの情報はすべて取材時のものです。

理工学部 物理学科 3年次 藤原 拓未さん 大阪府・箕面自由学園高校出身
Q理工学部ならではの学びの魅力はどこ?
数式や理論を頭につめこんだ高校時代とは違い、高度な実験装置を駆使して、自らの手で物理の法則を“実証”できることです。実験、解析、考察、レポート作成という一連の流れの中で、課題解決能力や論理的な思考能力が磨かれますし、発表の場を通してプレゼンテーション力も鍛えられます。
Q卒業研究でどのように成長できましたか?
卒業研究を通じて、思考力や研究分野周辺の知識を深めることができました。また関連文献を読み解くことで、新しい知識を吸収する力が向上したと思います。さらに大学院進学に向けて足りない点が見え、学びを深める意欲が一層高まりました。その上で、勉強すればするほど勉強したいことが増え、時間の有限さを強く感じました。

関連リンク