多様な史料を紡ぎ合わせ、「歴史する(Doing History)」意味を問う。

興味に応じて自らが設定したテーマを、自らが調べ、考え、発表する力を伸ばせるように少人数で編成されています。研究方法も、文献調査、フィールドワーク、インタビュー、アンケート調査まで多彩で、それらを支える情報教育や外国語教育にも力を入れています。
教員の研究分野 | ゼミテーマ | |
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佐藤 泰弘 教授 |
平安時代の貴族社会と都鄙関係 |
日本の古代史・中世史 |
髙田 実 教授 |
西洋近現代史。イギリス福祉史 |
ヨーロッパ近代現代の社会と国家 |
出口 晶子 教授 |
民俗・地理学。水辺の暮らしの民俗と景観研究 |
日本および周辺アジアの民族と地域文化 |
中辻 享 教授 |
人文地理学、日本・東南アジアの農村の暮らしと変化 |
日本および東南アジアの地誌 |
中町 信孝 教授 |
イスラーム中世史、アラブ大衆文化 |
イスラーム地域の歴史と文化 |
鳴海 邦匡 教授 |
歴史地理学。日本の地図史と環境史 |
さまざまな時代の人と環境(地域)の関わりを考える |
東谷 智 教授 |
江戸時代の社会とその仕組み。史料の整理・調査論 |
日本の近世・近代における国家・社会・経済・文化 |
図師 宣忠 教授 |
ヨーロッパ中世史。キリスト教の異端・異端審問と社会 |
西洋の古代・中世・近世の歴史と文化 |
新見 まどか 講師 |
中国史、唐から五代期の政治・軍事・国際関係史 |
ユーラシア東部の歴史と文化 |
多様な史料を紡ぎ合わせ、「歴史する(Doing History)」意味を問う。
キリスト教の異端と異端審問の歴史を軸に中世ヨーロッパにおける政治・宗教と社会の関係を探っています。ゼミでは、時間/空間という二重の意味で異文化である過去の西洋世界を研究対象として、「虫の目」と「鳥の目」を駆使してさまざまな角度から歴史を読み解いていきます。こうした歴史実践は現代世界の諸問題を考えるスキルにもつながります。
漠然としたイメージを具体像に変える。情報の真偽を見抜く。
わたしの専門は中国史、特に8世紀~10世紀の政治・軍事です。中国といえば、漢族の国、漢字文化などのイメージがあるでしょう。でもそれは、中国のほんの一面に過ぎません。ゼミでは、論文だけでなく史料にも目を配りながら、中国なるものの実態に迫ります。実は、史料はしばしば嘘をつく。それを見抜く力は、現代の情報化社会にも通じます。
肥塚 政尋さん 4年次
兵庫・兵庫県立姫路南高校 出身