バイオテクノロジーの基礎となる生物学のエッセンスが集約された統一教材を用意。現代生物学を中心に、最新情報も含めてしっかりと講義する「基礎生物学」「基礎生物学演習」を1・2年次に配するなど、基礎から着実に積み上げていくカリキュラムを履修します。
3、4年次の実験や研究に向けて、1年次から基礎と最先端を学ぶ。
1、2年次は「生物の生きる仕組み」を知識と体験の両面から養い、3年次からはさまざまな実験に挑戦。4年次には、少人数制の研究教育で実験技術や研究姿勢を学びつつ、大学生活の集大成として卒業研究に取り組みます。これらの専門講義、実習と並行して、教職および博物館学芸員のための講義や実習を開講しています。
1年生の学びを、あらゆる面からサポートする科目です。歓迎会・個別面談などを通して学生同士や教員との交流を深め、学生相談室・図書館などの学内施設の見学も行います。留学生との交流、研究室の紹介、卒業生の講演会など、学生一人ひとりの学習意欲を高めるためのイベントも開催します。
海には多様な生物を取り囲む不思議に満ちた世界が広がっています。臨海実験所で合宿形式で行う生物学臨海実習では、磯の生物の採集、発生観察、船で沖に出て行う海洋観測など、海と海の生物をいろいろな観点から調べ、海洋環境や海の生物の知識を深めます。
9つの研究室に分かれ、個々にテーマをもって主体的に研究を行います。テーマについて未解明な部分の明確化、解明するための技術や装置などの選択、実験の条件検討や手法の習熟、得られた世界初の知見に対する考察、引き続いて行う研究への提言や準備などの研究のすべての過程を教員や研究室の仲間とともに進めていきます。
全教員が担当する実験講義。中でも「Ⅲ」の講義では、「微生物学」と「系統分類学」について実験と演習を行います。微生物学では大腸菌や酵母の培養、核酸の抽出、プラスミドの調整などを通じて高度な実験技術を習得します。系統分類学では、多様な生物を理解するために野外で生き物をサンプリング。顕微鏡を活用して同定作業を行い、真核細胞生物の構造・機能を理解します。