
プラスチック材料は、軽くさまざまな形に加工できる優れた素材です。しかし自然界で分解されにくいため、プラスチックごみによる海洋汚染の問題が深刻化しています。またプラスチックを柔らかくする可塑剤は、生物への有害性が指摘されています。そうした課題の解決をめざし、セルロースなど天然の高分子を材料にすることで、自然界で分解されるプラスチックの開発を進めるとともに、可塑剤をより安全性の高いものに置き換える研究に取り組んでいます。研究を社会に役立てるには、豊富に存在する安価な材料を使い、シンプルな工程で大量生産できることも大切です。目で見える物性の変化を追究する新素材開発は、自分のアイデアが形になる面白さを実感できます。身近なプラスチック製品を、安全で環境に優しいものに変える研究に、みなさんも挑戦してみませんか。
化学研究の分野では、日々膨大な数の物質が生み出されています。本装置は対象となる物質に強磁場下でラジオ波を照射することで、水素や炭素などの原子核に関する微細な情報を読み取ります。これにより有機化合物を中心とする様々な物質について、構造や大きさ、平衡挙動や集合状態などの重要な知見が数多く得られます。
[写真はJNM-ECZL400S(日本電子株式会社製)]
単結晶試料にX線を照射し、その回折像から固体中での分子配列や精密な立体構造を解析する装置です。Cu線源とMo線源の両方を備えた2線源システムであり、様々な結晶試料の測定に対応できます。窒素吹付装置によって、測定温度も室温から-180℃まで制御できます。
[写真はXtaLAB Pro(リガク社製)]
エレクトロスプレー(ESI)法によってイオン化した試料が検出器まで飛行する時間によって化合物の分子量を測定する装置です。有機化合物試料や錯体試料の分子量測定に利用しています。
[写真はESI-TOFJMS-100LP AccuTOF(日本電子株式会社製)]