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社会学科
人・社会・文化を知りたいあなたをサポートします

本学科には、社会学・文化人類学を中心に社会思想・表象文化論など、人・社会・文化の研究を専門にする教員がそろっています。学生のみなさんたちの研究テーマは、音楽、教育、女性の生き方、観光、入浴文化、お祭りなど、多岐にわたりますが、1学年100人程度というアットホームな学科ですので、それぞれが所属するゼミナールの枠にとれわれず、個性豊かな10人のスタッフがこうした多様な関心を引き出し、研究をサポートしています。

開講ゼミ紹介

教員の研究分野 ゼミテーマ
阿部 真大
教授

労働社会学・家族社会学・社会変動論

戦後社会のゆらぎのなかで、労働、文化、家族の変容を考える

帯谷 博明
教授

環境社会学、地域社会学、市民参加論

地域の資源・環境をどのように保全・活用していくのか、フィールドワークと事例を元に考える

栗田 宣義
教授

文化社会学、社会運動論、理論社会学

ファッション、メイク、ポップカルチャーを社会学的に考える

菅 康弘
教授

都市と地域の文化論、視覚・風景・場所へのまなざし、人の移動と空間の選択

今、この時代の’場所’と’居場所’を考える

関 めぐみ
講師

ジェンダーとセクシュアリティの社会学、スポーツとジェンダー研究

マイノリティ(社会的少数者)の人権問題について考える

田野 大輔
教授

歴史社会学・メディア史、とくにナチスの大衆宣伝の研究

現代社会におけるメディアと文化にかかわる問題を、さまざまな資料と調査を通して考える

中里 英樹
教授

家族・人口・働き方の過去・現在・未来

ジェンダー論および人口学をふまえて、日本と世界における個人・家族と働き方を考える

西川 麦子
教授

文化人類学、地域研究

「日常生活をとらえ直す」がテーマ、自分の居場所、視点などを考える

星 敦士
教授

計量社会学、社会ネットワーク研究

個人化する社会のなかで人々のつながりがもつ「支える力」について考える

松川 恭子
教授

文化人類学、南アジア地域研究

異文化理解、自文化理解について、様々なメディアを活用しながら考える

ゼミナール紹介

阿部 真大 教授
社会学:労働・家族・社会変動

現場には多様な情報が眠っている。
足を使って問いを磨き、考え続けてほしい。

阿部ゼミでは、自分で問いを立て、仮説を考え、調査を行い、分析をし、考察を加えるという一連の流れを大切にしています。各ゼミ生の関心をゼミのなかで共有し、議論をしながら、それぞれの過程を深めていくのが、「場」としてのゼミの役割と考えています。また、社会に対する認識を広げるため、課外でのフィールドワークを行なうこともあります。
阿部 真大 教授
松川 恭子 教授
文化人類学:南アジア地域研究

「他者理解」とは何かを学び、メディアリテラシーを鍛える。

日本社会における異文化の諸問題を捉えることを通して、「他者理解」とは何かを学びます。教室でのグループワークにとどまらず、留学生へのインタビューなど、実際に人と関わることを重視しています。プレゼンテーションや動画制作の経験を積み重ねることでメディアリテラシーを鍛え、「他者への発信力」を身につけることもめざします。
松川 恭子 教授
STUDENT VOICE
授業での出会いが教えてくれた「調査の力」。
調査を通じて社会を良い方向に変えたい。
山根 由華璃さん 4年次 大阪市立扇町総合高校出身 ※現 大阪府立桜和高校

山根 由華璃さん 4年次
大阪市立扇町総合高校出身 ※現 大阪府立桜和高校

3年次の授業でおこなったNPO法人代表へのインタビューが、わたしの進むべき道を示してくれました。「取材の結果を社会に広めてもらうことが、NPO法人に対する意識を高めるきっかけになる。」この言葉が調査に対するわたしのイメージを変え、社会に与える影響力の大きさを実感させてくれたのです。調査結果を正確かつ多くの人が理解しやすい形で伝えるのには、ゼミで鍛え抜かれたプレゼンテーション力が役立ちます。甲南大学の4年間の経験が、わたしの夢である「社会調査による社会貢献」実現のための強力な武器になる。この大学を選んで良かったと、心の底から思います。
1年次 ▶▶▶
ファシズムやナチズムを学ぶ社会意識論という授業が印象に残っています。高校の歴史で少しだけ触れた事象を、専門的に掘り下げて学ぶ経験は大学での学びの面白さを教えてくれました。
2年次 ▶▶▶
社会学科の授業を中心に、できるだけ多くの授業を履修しました。興味のある芸術の授業や経営系の授業にも挑戦。美術作品の見方が大きく変わるなど、学びが日常生活を豊かにしてくれることを実感しました。
3年次 ▶▶▶
1年次の時に受講した、社会意識論を担当されていた田野先生のゼミに参加。先生の厳しい指導に鍛えられたことで、自らの考えをまとめアウトプットする能力が身につきました。
4年次 ▶▶▶
3年次で取り組んだ陰謀論が面白く、卒業論文も同テーマで書くことに。資料閲覧のために、他大学の図書館を訪れることもありました。興味の対象を徹底的に深掘りする調査は、とても楽しかったです。

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