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人文科学研究科

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人文科学研究科
日本語・日本文化を幅広く研究する

日本語日本文学専攻は、1964年に国文学専攻として修士課程が開設されました。1971年には博士課程が増設され、研究と教育の両面において着実な歩みを続けてきましたが、世界の中の日本語、日本文学という視点を明確にするため、1995年に日本語日本文学専攻へと改称しました。日本語と日本文学に関する活発な研究が行われており、修士課程では、研究に関わる基礎的な能力の修得に、博士後期課程では自立した研究活動を行いうる能力の育成に重点をおいています。

学内外で活発な研究活動を展開

本専攻では、院生参加型の共同研究やワークショップの実施、また学外の研究会との交流も盛んで、学会での院生の研究発表も行われています。修士・博士後期課程の修了生は、中学校・高等学校・高等専門学校・短期大学・大学や日本語学校の教員として、またその他の職場で活躍しています。

修士課程

日本語学 日本語学研究
職位 研究内容
佐伯 暁子 教授

現代日本語文法の研究。現代日本語の語彙研究。これまでの文法研究および語彙研究がどのように行われてきたか実態を知るとともに、今後、日本語教育との関わりという観点から、どのような研究の可能性があるか考える。世界の中の一言語として日本語を捉える視点を持ち、日本語教育の現場で役立つ文法研究、語彙研究を目指す。

西尾 純二 教授

日本語および日本語行動の多様性に関する研究。実際に使用されている日本語を背景社会との関わりで捉えようとする。実際に話される日本語の多くは方言であるため、方言も研究対象となる。言語内外の要因を視野に入れつつ、日本語の変化、言語変種・言語行動の多様性形成を学術的手法で補足し、そのメカニズムを解明する。

日本語学 日本語教育学研究
職位 研究内容
野々口 ちとせ 教授

外国語・第二言語としての日本語の教育実践や学習者・教授者を研究する。教室でどのような学習が起こっているか、教授者はどのように成長していくかなどを見ていく。また、話者の持つすべての言語(母語と日本語、その他の言語)がそれぞれどの程度活用されているかを調査し、言語と話者の生活全体や福祉との関係を考える。

日本文学 古典文学研究
職位 研究内容
田中 貴子 教授

中世の仏教書にみえる説話についての思想史的・文化史的研究。中世寺院における知的体系の再構築。中世の説話・物語の研究。

廣川 晶輝 教授

『万葉集』を中心とした日本上代文学の研究。柿本人麻呂、山上憶良、大伴家持らの長歌作品を、その構成と表現の機能を分析することを通して研究している。また、常に〈和歌史〉の構築を目指している。

日本文学 近現代文学研究

職位 研究内容
田中 雅史 教授

萩原朔太郎、夢野久作などの幻想的作品とロマン派以降の英米文学との比較研究。また、精神内界の表現という点から見た村上春樹、宮部みゆきなどの現代文学と精神分析との比較研究。

塚本 章子 教授

樋口一葉を中心とする明治の文学・思潮の研究。樋口一葉の小説について新たな読みや問題性を研究する。また、これまで注目されることの少なかった斎藤緑雨の晩年に焦点をあて、新たな緑雨像を探る。

友田 義行 教授

安部公房と勅使河原宏によるコラボレーションを軸にした戦後文学と映画の研究。小説・映画・戯曲などのテクストをアダプテーションの観点から横断的に読解し、その背景や新たな意義を探求している。

■主な修士論文

博士後期課程

日本語学 日本語学研究
職位 研究内容
西尾 純二 教授

日本語および日本語行動の多様性に関する研究。実際に使用されている日本語を背景社会との関わりで捉えようとする。実際に話される日本語の多くは方言であるため、方言も研究対象となる。言語内外の要因を視野に入れつつ、日本語の変化、言語変種・言語行動の多様性形成を学術的手法で補足し、そのメカニズムを解明する。

日本文学 古典文学研究
職位 研究内容
田中 貴子 教授

中世の仏教書にみえる説話についての思想史的・文化史的研究。中世寺院における知的体系の再構築。中世の説話・物語の研究。

廣川 晶輝 教授

『万葉集』を中心とした日本上代文学の研究。柿本人麻呂、山上憶良、大伴家持らの長歌作品を、その構成と表現の機能を分析することを通して研究している。また、常に〈和歌史〉の構築を目指している。

日本文学 近現代文学研究

職位 研究内容
田中 雅史 教授

萩原朔太郎、夢野久作などの幻想的作品とロマン派以降の英米文学との比較研究。また、精神内界の表現という点から見た村上春樹、宮部みゆきなどの現代文学と精神分析との比較研究。

塚本 章子 教授

樋口一葉を中心とする明治の文学・思潮の研究。樋口一葉の小説について新たな読みや問題性を研究する。また、これまで注目されることの少なかった斎藤緑雨の晩年に焦点をあて、新たな緑雨像を探る。

友田 義行 教授

安部公房と勅使河原宏によるコラボレーションを軸にした戦後文学と映画の研究。小説・映画・戯曲などのテクストをアダプテーションの観点から横断的に読解し、その背景や新たな意義を探求している。

■ 主な就職先

関連リンク