最近の科学技術は、専門分野の理論や技術の細分化が進む一方で、複合領域や境界領域の開拓および総合化の傾向を強くしています。このような学問の変革に積極的に対応すべく、化学専攻と生物学専攻の各修士課程を母体に、化学と生物学の有機的複合領域の分野を開拓・深化することを目的として1990年に設置されたのが本専攻です。
現在、4つの研究分野を設置し、最先端の研究を推進するとともに、その研究成果に基づいた創造性豊かな、高い学識および技術を有する人材の育成を教育目標としています。
◆研究分野としては、環境・資源科学、エネルギー科学、分子生命科学および細胞生命科学の4つの分野を設けています。
◆社会的要請である新素材開発、環境保全、バイオテクノロジーなどの高度な研究開発を実施しています。
◆研究成果は、学会などを通じて広く社会に還元させることが期待されています。
◆本専攻では多くの博士(理学)を輩出し、修了者は国内外の大学および企業などでの研究者として社会で広く活躍しています。
(1) 甲南大学大学院自然科学研究科生命・機能科学専攻(博士後期課程)における人材養成の目的
博士後期課程
(2) 甲南大学大学院自然科学研究科生命・機能科学専攻(博士後期課程)カリキュラムマップ
(4) 研究指導フローチャート
分野 | 担当者 | 主要内容 |
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環境・資源科学 | 教授 茶山 健二 |
環境や資源の問題に対して,「物質とその機能」という考え方を基軸として,環境物質の計測,資源リサイクル,省資源合成法,環境浄化法などを研究 |
教授 山本 雅博 |
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教授 檀上 博史 |
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教授 内藤 宗幸 |
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教授 木本 篤志 |
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エネルギー科学 | 教授 町田 信也 |
エネルギーを巡る諸問題,すなわち,各種エネルギーの貯蔵,変換,制御について,これらを支える「物質」と「機能」という基礎化学的な観点からの研究 |
教授 渡邉 順司 |
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教授 岩月 聡史 |
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教授 池田 茂 |
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教授 村上 良 |
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准教授 片桐 幸輔 |
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分子生命科学 | 教授 日下部 岳広 |
DNAに始まる遺伝情報の発現が、高分子の機能と集合を規制し、生命という属性を表現していく過程を研究 |
教授 本多 大輔 |
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教授 渡辺 洋平 |
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教授 久原 篤 |
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細胞生命科学 | 教授 今井 博之 |
細胞における情報の認識や発現機構を、代謝調節の機構や機能物質の構造と機能という観点からの生理化学的研究 |
教授 向 正則 |
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教授 武田 鋼二郎 |
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准教授 後藤 彩子 |
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准教授 上田晴子 |
授業科目 | 単位数 | 所要の単位 | |
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必修 | 生命・機能科学研究演習Ⅰ | 2 | ・必修科目6単位 ・選択必修甲から2単位以上 ・選択必修乙から2単位以上 (計10単位以上を修得) |
生命・機能科学研究演習Ⅱ | 2 | ||
生命・機能科学研究演習Ⅲ | 2 | ||
選択必修甲 | 生命・機能科学特殊講義Ⅰ | 2 | |
生命・機能科学特殊講義Ⅱ | 2 | ||
生命・機能科学特殊講義Ⅲ | 2 | ||
選択必修乙 | 環境・資源科学ゼミナール | 2 | |
エネルギー科学ゼミナール | 2 | ||
分子生命科学ゼミナール | 2 | ||
細胞生命科学ゼミナール | 2 | ||
共通科目 | インターンシップ | 1 |