フロンティアサイエンス学部

生命化学科

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  • DEPARTMENT OF NANOBIOCHEMISTRY
生命化学科

生命化学科では、最先端のテーマで行う研究活動や産学連携活動などを通じて、
自身の研究成果を社会に役立てる喜びに触れ、また独自のアイデアを発想するチカラ、新しい課題を見つけるチカラ、
課題を解決するチカラ、研究成果を表現・発信するチカラといった研究者として必要な能力を総合的に身につけます。

学科の特色

What to
何を学ぶ?
生命という究極的な化学システムを
中心に据え、化学、生物学、薬学、
医学、工学などを広く学ぶ。
何を学ぶ?
How to
どう学ぶ?

1年次から実験に取り組むことで、
着実に研究者の道へ。

どう学ぶ?

特徴的な学び・取り組み

011年次から取り組む「専門実験」

1年次前期から専門実験がスタート。化学と生物の多様な実験を通して、多くの知識とスキルを身につけます。これにより、3年次からは研究室で最先端の研究に取り組むことが可能になります。
1年次から取り組む「専門実験」

02大学ならではの研究をいち早く体験「アクティブリサーチ」

希望すれば1年次から、研究室で「研究」を体験できるプログラムです。研究テーマに対して仮説を立て、実験内容を自分で決める。早くから研究を体験することで、研究者の総合力を培います。また、いっしょに研究を行う先輩たちの背中を近くで見ることは、理系人として研究に取り組む姿勢を考えるきっかけになります。
大学ならではの研究をいち早く体験「アクティブリサーチ」

これが甲南の生命化学科

甲元 一也 教授
学生と協働で得た研究成果でベンチャー会社を起業。
甲元 一也 教授
我々の研究室では学生の優れた機能性食品・化粧品に関連する研究成果をもとに20件以上の特許を企業と共同出願し、それらを基に株式会社B-Lab(甲南大学発第1号ベンチャー)を設立しました。自分の研究成果を社会に役立てる夢をいっしょに実現しましょう!

こんな分野の学びも

研究分野
● 機能性食品・化粧品 ● 機能性生体金属分子
● 凝集誘起発光色素 ● 環境修復用高分子 ● 機能性多孔体 
● 熱電変換ナノ材料 ● ガス分離MOF薄膜 ● リスク評価ペプチド 
● 核酸非標準構造 ● 核酸の構造・機能制御 
● 再生医療用ゲル ● がん細胞を診る 
● 発生・免疫・再生医療 ● 機能性核酸・核酸医薬

POLICY 生命化学科で身につく力

  • 1

  • 強い知的探究心をもち、幅広い教養についての基礎的な知識と常識をもとに、
    理科系の最先端知識を修得し応用できる基盤力。

  • 2

  • 責任感や倫理観を意識することができ、自らを律し他者と協調・協働することができる協働力。

  • 3

  • 生命化学分野に関して基本的な知識を修得し、専門分野の変化に対応し、
    フロンティア的発想・企画をするための専門力。

  • 4

  • 自分の意見等を的確に分かりやすく説明する意志とプレゼンテーション技能である発表力。

  • 5

  • 国際社会で活躍するために必須となる、科学英語を駆使したコミュニケーションができる国際力。

  • 6

  • 天賦の特性を自ら伸ばして活用する意志と能力、自己実現力。

理工学部 物理学科 4年次 西尾 茉優さん 兵庫県立北摂三田高等学校出身 大阪大学大学院 理学研究科 宇宙地球科学専攻 赤外線天文学グループ 進学
専門や研究以外のことにも携わることで、
幅広い理系分野の知識を身につけることができた。
専門は化学分野ですが、物理や生物も含めて、理系全般を学ぶことで、将来の選択肢が広がり、
新しい出会いを見つけられた4年間でした。理化学研究所でのアルバイトに参加できたのも、甲南大学だったからこそ。
卒業後はゴム製品メーカーで総合職として働きますが、新しいフィールドでも積極的に取り組みたいです。
フロンティアサイエンス学部
生命化学科 4年次
石田 理子さん
姫路市立姫路高等学校出身
三ツ星ベルト株式会社 内定
生命化学
専門教育
ナノバイオラボベーシック
ナノバイオラボ

物理・化学・生物の基本的な実験を通して講義で学んだことを、実際に自分で考えて手を動かしながら再現。講義内容への理解がさらに深まり、専門分野以外の基礎的な実験操作や知識も身についた。

専門教育
有機化学と分光法

化合物の同定に用いる測定、IRスペクトルやNMRスペクトルといった解析方法を学ぶことで、研究室で行っている実験にも使われる化学合成の解析方法を理解することができた。

専門教育
科学英語プレゼンテーション演習

英文法の基礎的な知識から実際に化学論文で使われるような英文まで幅広く学べた。そのおかげで、英語の論文を読む時に、正しい解釈ができるようになった。

私を彩った教育
全学共通教育
言語と文化Ⅱ 韓国

資料や史料に基づいて、韓国語の歴史、儒教思想、冠婚葬祭について理解を深める。岡本キャンパスで受けられる講義だったため、他学部の人たちとも交流できる貴重な機会となった。

正課外教育
理化学研究所でのアルバイト

学内の募集からエントリーして、実際の研究現場でiPS細胞を用いた薬理作用を測定する研究の解析操作を行った。ExcelやImageJ、MoveTr2Dといった専門ソフトの使い方を学ぶことができた。

正課外教育
実験教室のティーチングアシスタント

中高生や小さい子どもを対象に行う。大学の実験教室にスタッフとして参加。どうしたら分かりやすく教えられるかを試行錯誤することで、理系知識のない人への対応ができるようになった。

4年間のステップアップ

1年次
前期から実験に取り組むことで、講義で学んだ様々な知識や理論を実際に確かめることができ、学びが深まった。
2年次
確認や復習も含め、講義では筆記テストが多かった。あまり得意ではない科目は苦労したが、少人数で、同級生同士の仲も良く、教え合って学ぶことができた。
3年次
自分の研究テーマである「高分子材料」の研究に取り組む。機能性をもった材料を合成する実験が多く、いかに正確に、同じことが行えるか、トライアンドエラーの日々だった。
4年次
高分子材料でつくったフィルターにブルーベリーの果汁を流すことで、アントシアニンという成分だけを抽出するという、卒業論文のための研究に取り組む。

関連リンク